こんにちは。パソコンドック24 阿倍野店 です。
まだまだ寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
冬の冷え込みはパソコンにも影響を与えることがあり、突然のトラブルに見舞われることも珍しくありません。
お持ち込み時の状況
今回は、先日お持ち込みいただいたASUS 製ノートパソコンVivobook Pro 16Xの修理事例をご紹介します。
「電源を入れると、いつもと違う画面が出てくる…」と不安を抱えてご来店されたお客様。
お客様は「電源を入れるとWindowsが立ち上がらず、BIOS Utiliti-EZModeという画面が表示される」とのことでご来店。
普段見慣れない画面に「これって壊れてるんですか?」と不安そうなご様子でした。
実際に画面を確認してみると、BIOS※上で記憶装置(HDDやSSD等)が認識されていないことが判明。
これは、記憶装置が故障している可能性が高い状態です。
お客様は大切なデータをすでにバックアップ済みとのことで、修理に進むことになりました。
※(パソコンの「司令塔」のようなもので、「どの部品が使えるか確認し、OSを動かす準備をする」役割を持っています。)
詳細診断
まずは分解作業を行い、SSDの状態を詳しくチェック。(赤丸のネジ11本を外します。)
赤枠で囲んでいるのが記憶装置です。
取り外したSSDを検証機の環境で接続してみたところ、まったく認識されず、やはり完全に故障していました。搭載していた記憶装置はM2、NVMe タイプで容量は512Gでした。
今回は、お客様と相談し容量が不足しているので1TBへ交換し、OSのクリーンインストールを実施。
各種ドライバやWindowsのアップデートも適用し、最新の状態に仕上げました。
修理完了・動作確認
SSDを交換後、電源を入れるとスムーズにWindowsが起動!BIOS画面に悩まされることもなくなりました。
お客様にお渡しする際に、SSDの寿命や突然の故障に備えて定期的なバックアップを取ることの重要性をご案内しました。
「やっぱり故障だったんですね。修理してもらって助かりました!」と、安心されたご様子でした。
まとめ
パソコンは、ある日突然起動しなくなることがあります。
特にSSDは、前兆なく故障するケースが多いので、バックアップの習慣をつけておくことが大切です。
「いつもと違う画面が出る」「突然Windowsが起動しなくなった」といった症状があれば、早めの診断をおすすめします。
寒さが続く中、体調を崩しやすい時期でもありますので、皆さまもどうぞご自愛ください。
パソコンのお困りごとがございましたら、お近くのパソコンドック24へお気軽にご相談ください!
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。ありがとうございました。
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