こんにちは。パソコンドック24 渋谷店 です。
今回は MSI MS-17K3 のヒンジ破損でお困りのお客様からご依頼をいただきました。
破損状態の確認
液晶側のヒンジ破損で左側のヒンジのネジ受けが割れてヒンジ金具が取れてしまっていますね……
こちらが上半身パーツを取り外した状態と破損したヒンジ部分の写真です。
修理の方法を検討
今回お預かりした機種は17.3インチの大型モニターを搭載し、液晶フレームのヒンジを固定している辺りのフレーム形状が立体的な構造をしていました。
当店では通常、液晶フレームに穴を開けて、ヒンジ金具と液晶フレームをボルト止めしてヒンジの修理作業を行っています。
ですが今回のフレーム形状の場合、ボルト止めする箇所が平面ではないため大型モニターの開閉強度に耐えられない可能性があります。
そこで今回は液晶フレームを丸ごと新品に交換する方法での修理をお客様へご提案いたしました。
幸い新品の液晶フレームが入手出来ましたので、カメラ・液晶パネル・ヒンジ金具の移植を行いました。
液晶フレームは海外からの取り寄せに10日程時間がかかりました。
作業完了
フレーム交換後、動作確認を行いましたが特に不具合はありませんでした。
筐体内外のクリーニングを行い、無事ご納品いたしました。
ヒンジ修理の方法について
当店では上述の通り、液晶フレームに穴を開けて、ヒンジ金具と液晶フレームをボルト止めしてヒンジの修理を行う方法と、今回のようにフレームを新品に交換して修理を行う2通りの方法をご提案しています。
※今回は液晶側のヒンジ破損でしたが、本体側(キーボード側)のヒンジ破損でも同様のご提案となります。
フレーム交換のメリットは、フレームの入手さえ出来れば外観をそのままに修理できる点です。
ですがデメリットもございます。新品フレームでも使われている材質は一緒ですので経年劣化により再度ヒンジの破損が発生する可能性がございます。
また、当店でフレームの入手が出来ない場合はフレーム交換そのものがご提案出来ません。
当店では幅広いメーカーのノートパソコンのヒンジ修理を承っています。
ヒンジ破損でお困りの際はお気軽に当店へご相談下さい。
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