突然認識しなくなった外付けHDDからのデータ復旧事例

こんにちは！パソコンドック24 横須賀店 です。
今回は三浦郡葉山町から、東芝製の外付けHDD　HD-PB75GKをお預かりしました。

お持ちいただいた時の状況

数日前まで普通に使えていたのに、気づいたらLEDが点灯しておらず、認識されなくなったとのことでした。しかし、HDD自体は回転しており、特に異音もないとのこと。

東芝製のHDDで反応が悪くなるような予兆や、異音もなく突然認識しなくなるけどモーターは普通に回っているというパターンはあまり多くないので、HDDをUSBに変換する基板やUSBケーブルが怪しいかもしれないことをお伝えし、診断開始です。

分解・診断

この外付けHDDはネジはなく、ツメだけで蓋が固定されているため、工具を使って分解をしていきます。

蓋が外れて750GBのHDDが見えました。

SATAとUSBを変換する基板を覆っているアルミシートを剥がしてみると…

緑色の基板の一部が茶色い！！

VL701-Q4というSATAとUSBを変換するコントローラーチップが短絡故障をし、異常発熱をして基板が変色してしまったようです。

HDDをお店の検証機に接続するとデータにアクセスすることができました。
また、HDDの使用時間を確認したところ…
なんと58,000時間を超えていました…よく頑張った(;’∀’)

修理完了

今回は幸いなことにHDD自体は壊れていなかったため、その日のうちにデータをお渡しすることができ、喜んでいただけました。

また、お客様は仕事が終わったデータを外付けHDDに移動するような使い方をしていたため、大事なデータが一か所にしかないような状態でした。
そのため、今後は2か所以上の場所にデータを保存するようにもアドバイスいたしました！

パソコンドック24では外付けHDDからのデータ取り出しや復旧もおこなっております。
お困りのことがありましたらお近くのパソコンドック24へお気軽にご相談ください。

公開：2025年2月21日