こんにちは！パソコンドック24 横須賀店 です。
今回は横須賀市走水から、富士通のノートパソコン A576/PW をお預かりしました。
お持ちいただいた時の状況
4年ほど前にネット通販で購入したSSD換装済みのPCが、電源を入れるとno boot device foundと表示され、Windowsが起動しなくなってしまったとのこと。
このパソコンは法人向けのモデルであり、市場に流通しやすいため、低価格で中古市場に出回っているパソコンです。修理用の部品も入手しやすく、当店でも整備して販売すること多いシリーズです。
そのため構造もわかっているのですが、実はもともとはHDDにはスペーサーが取り付けられています。
しかし、中古市場に流れる過程でスペーサーがなくなることがよくあります。
そして、スペーサーがないために固定が甘いと振動などでHDDやSSDが抜けてしまうことが起こりえるシリーズなのです。
この場合はストレージを挿し直して固定することで解決します。
もしくは中古PCあるあるとして、SSDがあまり信頼性の高いメジャーなメーカーではないために故障してしまったというパターンもありえます。
上記のどちらかかもしれませんとお客様とお話しし、前者なら安価に直るので修理、後者なら当店の整備済みPCに買い替えも含めて検討となりました。
前置きが長くなりましたが、早速診断を開始します。
分解・診断
バッテリーを外し、裏蓋のすべてのネジを外します。
電源ボタンのカバーを外し、キーボードを外します。
液晶パネルを分離します。
色々なケーブルを切らないように慎重に取り外し、パームレストも取り出したら…
そこには抜けかかっているSSDが！
SSDをきちんと取り付けるとこんな感じです↓
SSDを取り外してみると、SSDに付属してきたであろうプラスチックを切り取ったのでしょうか？
ギリギリの高さで壁にぶつかっておらず、全くスペーサーの役割を果たしていませんでした…（2個前の写真を再度ご覧ください）
ちなみにSSDは不良セクタもなく、TBWや消去回数も異常はなさそうでしたので、SSDの半抜けが原因でした。
修理完了
今度はSSDをしっかりと固定し、動作確認をしてご返却しました。
ECサイトやオークション、フリマアプリ等で販売されている整備済みPCは安い代わりにすぐ壊れたり、今回のような不具合が起きるようなPCも多いので注意が必要です。
パソコンドック24では、パソコンの修理屋だからこそ安心できる中古の整備済みPCを多く販売しております。
通販で購入した中古PCでのお困りのことや、パソコンの買い替えなどは、お近くのパソコンドック24へお気軽にご相談ください。
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