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電源が入らない自作パソコンの修理事例

カテゴリー :パソコン修理 電源が入らない

こんにちは。パソコンドック24 名古屋・名東店 久保井です。

三寒四温とはよく言ったものです。
暖かくなったり寒くなったりのここ名古屋です。
店舗正面の桜のつぼみがちらほら開花してきました。楽しみです。
そう、花粉と黄砂さえなければ・・・。

さて今回お預かりをしましたパソコンはデスクトップ型の自作パソコンです。

 

お持ちいただいたときの状況

症状は電源が入らないとのお困りごとでした。
お申し込み用紙を書いていただいたとき外国の方とわかりました。
お隣の韓国から来日の方でした。

お持ち込みの状態
いきなり開封の写真です。
異国で組まれた自作パソコン。
電源を入れる前に確かめることがありそうです。

 

診断

日本と日本以外の国の電気事情で異なるのはまずはソケット形状。
日本と韓国ではコンセントの形状が異なりますので韓国のコンセントを使う場合は専用の変換アダプターが必要です。
そして、もう一つ重要な違いが電圧(V(ボルト)数)です。

日本で使用されている電圧は100Vですが、海外ではほとんどの国が100Vより高い電圧を使用しています。
国によって電圧が違うため、例えば旅行の際に日本の家電を使う場合は変圧器が必要になる場合があります。
これを間違えると電気がつかないならいいですが最悪機械は壊れます。

ではこのパソコンの電源ユニットはどうなっているでしょう。

電源ユニットの電圧
小さくて見にくいですが200-240Vとなっています。
電源が入らないのはこれが原因で間違いなさそうです。

 

修理・パーツ交換

しばらく日本にいることと変圧器を他の機器で使っているということで電源ユニットを交換する運びとなりました。
では、パーツ交換と行きましょう。

電源周りの配線を全部外し電源ユニットを取り付けてある4本のネジを外します。
ユニット比較

日本適用ユニットと比較してみます。
大きさはほぼ同じです。アウトプットも同じ汎用パーツなので交換するだけです。

100V電源
写真が小さいですね…。
100-240vとなっていますので韓国に戻られてもそのまま使用可能です。

新ユニット装着
大きさもぴったりです。
では、最小構成で正常に起動するかチェックしてみます。

起動確認
うむ。無事に電源は入りました。…が、時計が狂っています。
この手のパソコンは電源を抜いただけでは時計は狂わないのですが渡航の旅で電池がなくなったのでしょう。

CMOS電池
縦置きにされているボタン型電池も交換しておきます。

時計も合わせて、各種テストも終えてすべての機器の取り付けも完了しました。
最後にWindowsが起動することを確認して作業完了です。

作業完了

海外からお持ち込みになることもありますし、また日本のパソコンを海外で使う場合もあると思います。
精密機械になりますので変圧器等を使うなどの対策を忘れないようにしてください。
もちろんバックアップは必須です。

同じようなことでお困りの際はお近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。

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