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【まとめ】Windows10・各銀行のネットバンキング対応情報

カテゴリー : パソコン・周辺機器のお悩み解決

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※2016/1/18 追記:各銀行の最新の対応状況をまとめた記事をupしました。
【まとめ】続・Windows10 各銀行のネットバンキング対応情報

いよいよ2015年7月29日から、Windows10の無料アップデート(配布)が開始されます。あおぞら銀行がWindows10へのアップグレードを控えるようにアナウンスを出したということで、まとめサイトなどで話題になっています。Windows10の技術情報はかなり前から公開されているのに、なぜ検証が遅れているのかなど、疑問の声も出ています。

あおぞら銀行だけでしょうか?気になったので調べてみましたが、Windows10へのアップグレードを控えるようアナウンスしている銀行は多いようです。発生する問題について具体的に言及している銀行は少なく、検証作業自体が先延ばしになっているケースが実は多いのかもしれません。

パソコンドック24としては、IE11を使えばWindows10でも問題がないケースが大半と見ていますが、電子証明書の処理において問題が発生するケースもあり、その場合は銀行側の対応を待つ必要があります。

■いつもとは様子が違うOSアップグレード対応

今まではWindowsのアップグレードはユーザが自由に選べたため(お金もかかるしそれが当たり前でしたが)、Windows10は今までのWindowsと違い、基本的には「アップグレードしない」という選択肢がありません。無償アップグレードという特典がある代わりに、機会あるごとにアップグレードを促されます。いつまでも「アップグレードしないでください」という状態のままにしておけないため、これらの銀行からは近いうちに情報が更新されると考えられます。具体的には9月をメドとしている銀行が多いようです。

■Windows10には2つのブラウザが標準搭載される

実際には、たとえばChromeやFirefoxなどのブラウザが、OSによって挙動が異なるということはほとんどありません。おそらくWindows10でも問題なく利用できるはずですが、新しく標準搭載されるブラウザ「Microsoft Edge」は問題が発生する可能性がやや高いです。Windows10にはIEも搭載されますし、ChromeやFirefoxなどをインストールすることもできますので、すでにWindows10にアップグレードし、Microsoft Edgeでうまくいかない場合は他のブラウザで試してみるとよいでしょう。

他のブラウザでも動作しない場合は、当社にご連絡ください。単純にユーザーエージェント文字列で利用を拒んでいるケースも考えられますので、その場合は対応できる可能性があります。

※滋賀銀行のように、Microsoft Edgeを当面のところ動作検証対象外とすることを明言している銀行もあります。
※住信SBIネット銀行はMicrosoft Edgeの対応情報を具体的に公表しており、IE11と比べると問題が多いことが分かります。

■そもそもWindows10とは?

Windows10は特別なWindows。「最後のWindows」とも呼ばれており、今後マイクロソフト社は新しいWindowsを開発・発売しないと宣言しています。開発が終わるわけではなく、逆に、Windows10を集中的に改善していきます。数年経つと、今存在するWindows8やWindows7はライセンスによる保証期間が終了し、Windows10だけが残ります。

これまでは、Windowsが新しくなるたびに乗り換えを検討していましたが、今後はそのようなことがなくなります。マイクロソフトは新バージョンのリリースによる莫大な収益を得ることがなくなりますが、それに伴う多大なサポート負担からも開放され、未来ある改善に集中することができます。マイクロソフトのような大企業がこのような体質転換を行なうことは稀なことですが、すでにApple社やGoogle社がこのような開発手法で安定しており、ついにマイクロソフト社もこの流れに乗ったものと見ることもできます。

各銀行においても、中期・長期的には、この流れに乗ることでサポートを安定させることができます。

※2015年7月29日 10:00現在 各銀行のリリース状況まとめ

都市銀行

都市銀行は基本的に一般向けサービスに関しては情報がありません。りそな銀行は特定のサービスに関して用いられる専用ソフト(ダイヤルアップ機能付き)に関しては対応待ちとなっていますが、一般顧客が用いる「マイゲート」に関しては掲載情報がもともと古く、おそらく最新のブラウザであれば利用できるものと思われます。

信託銀行

新たな形態の銀行

地方銀行 – 北海道・東北

地方銀行 – 関東

地方銀行 – 北陸甲信越

地方銀行 – 東海

地方銀行 – 近畿

地方銀行 – 中国・四国

地方銀行 – 九州・沖縄

現在のところ、以上のような状況です。Windows10はこれまでとは違い、アップグレード対象のユーザに対しては無償提供という特典があると同時に、ほぼ必須のアップグレードとなっていますので、今後は急速に乗り換えが進み、多くのユーザがWindows10に移行します。そのため、各銀行は早急に対応を図ることが予想されます。

そのわりには現状はのんびりしている様子ですが、Windows10ユーザが実際に増えてくると多少は慌てるのではないかと思います。

まず現状は「Windows10の利用を控えるように」とのことですので、特に業務で利用している場合などは、8月いっぱいはWindows10へのアップグレードを控えるのがよいでしょう。

もしWindows10にアップグレードした場合は、ネットバンキングがいつも通り利用できるかどうかをすぐに確認してみてください。問題が確認された場合は、Windows10を元のOSに戻す前に、試してみることがいくつかあります。それは当記事の前半にも少し書きましたが、よく分からない場合はご相談ください。

Windows10へのアップグレード後のトラブルが発生した場合、パソコンドック24までお気軽にご相談ください。

関連記事:Windows10アップグレード前に最低限やっておくべきポイント

 


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