こんにちは。パソコンドック24 名古屋・名東店 久保井です。
朝晩は少々冷え込みますが非常に過ごしやすいここ名古屋。
そろそろ長い雨の季節に差し掛かります。
カバンに入れたパソコンを濡らさないよう注意してください。
さて、この度お預かりをしましたパソコンは自分でパーツを選び、組み上げたいわゆる自作パソコンです。
Windowsが起動しなくなったので調査をしてほしいとのご依頼です。
知人に組んでもらったので内部のことはよくわからないそうです。
さすがに大きいですね。
トラブルの症状
電源は入って起動するのですが・・・
ブルースクリーンになり先に進みません。
申し遅れましたが中国からの留学生の方のパソコンです。
翻訳するとこんな感じです。
いろいろなトラブルで出てくるメッセージです。
WindowsのトラブルやSSD、メモリーのタラブルなど原因は多岐にわたります。
詳細診断による原因追及
ではまず一番気になるSSDをチェックしていきます。
少し見にくいですが黒いヒートシンクと呼ばれるパーツの下にSSDがあります。
取り外してチェックをしていきます。
簡易検査ではエラーは出てこないですが、SSDは数値にエラーが無くても故障してることもよくあります。
もう少し詳細に調査していきましょう。
うーんエラーが出てきてしまいました。
開始して早々にセクターエラーが出てきてこれ以上進みません。
SSDのチェック中にパソコン本体もチェックしましたがエラー数値は出てきませんでしたので、今回のブルースクリーンの原因はSSDのトラブルと判断してもいいでしょう。
パーツ交換とリフレッシュパック
データは不要ということですのでSSDを交換してWindowsをインストールしていきます。
下段が新品のSSDです。
M.2 NVMeと呼ばれるタイプです。
SSDを取り付けヒートシンクを元に戻します。
無事にWIndowsがインストールできましたのでリフレッシュパックを行います。
Windows11を最新の状態までアップデートを繰り返します。
デバイスも全部インストールし、パソコンのパーツが正常に動作できるようにできました。
デスクトップを整頓し、セキュリティ対策も施しパソコンを返却できる準備が整いました。
これで作業は完了です。
今回はデータが不要だったので事なきを得ましたがSSDは故障してしまうとデータの取り出しが困難です。
SSDが出回って数年が経ち、ちらほらと故障も出てきています。
まずはしっかりとバックアップを取っていただくのが何よりも大事です。
同じような症状でお困りの方はお近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
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