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【体験記】Windows 10のESUを実際に登録してみた

カテゴリー : OSアップデート・調整PCメンテナンス豊田店富士通

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。

今回は、筆者が実際に Windows 10のESU(拡張セキュリティ更新プログラム) を登録した体験を紹介します。この記事は執筆時点の情報に基づいていますので、今後仕様が変わる可能性がある点はご了承ください。

 

Windows 10のサポート期限について

マイクロソフトのWindowsには「サポート期限」があり、その間はセキュリティ更新が提供されます。これにより、ウイルスや不正アクセス対策といった危険から守られる仕組みになっています。

・Windows 10の発売:2015年7月
・サポート期限:2025年10月14日まで(10年間)

つまり、2025年10月を過ぎると、Windows 10には 通常のセキュリティ更新が届かなくなる ということです。

◆マイクロソフト
ご存じですか?OS にはサポート期限があります!

後継のWindows 11は2021年10月に登場しましたが、普及はまだ完全とは言えず、多くの人がWindows 10を使い続けています。

◆IT media 2025年7月11日
Windows 11が“ようやく”Windows 10をグローバルシェアで逆転 StatCounter集計

そのため、マイクロソフトは2025年7月に「期限付き延命策」として、条件を満たした一般ユーザーに対し、 2026年10月13日までの1年間、セキュリティ更新を受けられるESU制度 を用意しました。

 

ESU登録の条件

ESUを登録するためには以下の条件を満たす必要があります。

マイクロソフトアカウント でサインインしていること(ローカルアカウントは不可)
・Windows 10が最終バージョン「22H2」になっていること
・更新プログラム「KB5062649」を適用&最新の更新プログラムを適用済みであること

準備が整うと、設定アプリに「ESU登録を促すメッセージ」が表示されます。

 

ESUでできること・できないこと

できること:ウイルスや不正アクセス対策のセキュリティ更新を受け取れる
できないこと:新機能の追加、セキュリティ以外の更新プログラム、アプリメーカーや周辺機器メーカーによるサポート保証

たとえば、プリンターなどの周辺機器が「Windows 10非対応」として扱われる可能性があります。あくまで「延命処置」であり、長期利用の保証ではありません。

とは言え、Windows 10を利用し続けたい事情がある方もいらっしゃいますし、パソコンドック24では、こうしたニーズにお応えするべくWindows 10サポート終了間近 4つの対策サービスを実施しています。

下記は筆者の体験に基づく内容ですが、ご自身では難しいということでしたら、ぜひサービスをご利用ください。

【要点】
・サポート期限終了後に登録も可能とのことですが、サポート期限終了後も引き続きWindows 10を利用したい一般ユーザーは早めにESU登録を済ませましょう。
・延長は1年間と限定される予定のため、Windows 11への移行を検討しましょう。
・いずれにしてもデータのバックアップを取って備えましょう。

 

Windows 10のESU(拡張セキュリティ更新プログラム)を登録する

写真は筆者のプライベートパソコンで、富士通製LIFEBOOK SH90/Mです。
Windows 8の頃のパソコンですが、SSD換装とWindows 10にアップグレードしています。
さすがに塗装が剥げてしまい使用感が出ていますが、現役で今も使用しています。今回はこのパソコンをESU登録してみました。

ESU 対象パソコン

ESUの登録ができる準備が整うと、下記の画像のように登録を促すメッセージが表示されるようになります。一般向けESU登録は2025年8月の更新プログラム配信からスタートしていたのですが、筆者はこの画面を見るのにしばらく待たされました。

ESU Windows Update画面1

 

無償で登録する方法

Windows 10のESUは有償と無償のどちらでも登録できます。筆者は今回 無償の方法1 を試しました。

方法1:Windowsバックアップを有効にする(OneDriveにデータが保存される仕組み。無料枠は5GBまで)
方法2:Microsoft Rewardsポイントを1,000ポイント消費する

一番手軽な「Windowsバックアップ有効化」で登録しました。

 

Windowsバックアップを有効にする手順

前提としてマイクロソフトアカウントでサインインしている必要があります。続いて、

1.設定 → アカウント → Windowsバックアップ を開く
2.「自分の設定を保存する」をオンにする
これで条件が満たされ、追加料金なしで登録可能になります。
ESU Windowsバックアップ

 

登録

”設定”の”Windows Update”の”今すぐ登録”をクリックすると下記の画像のとおり画面が表示されました。
ESU アイキャッチ

既にWindowsバックアップを有効にしているので、追加料金なしで登録できる旨の表示が出ています。
ESU 追加料金なし

登録ボタンを押し、しばらくすると下記の画面のように表示されて、登録ができました。
ESU 登録完了

 

登録の確認

設定のWindows Update画面に戻ると、”お使いのPCは、拡張セキュリティ更新プログラムを取得するために登録されています”と表示されていました。ESU Windows Update後
また、Windows 11の最小システム必要要件を満たしていないパソコンであることも表示されています。

なお、この後マイクロソフトアカウントからローカルアカウントにサインアウトしてみましたが、Windows Update画面に変化はありませんでした。また、別の管理者権限を持たないローカルアカウントに切り替え、Windows Update画面を開いても、登録がされている表示はありませんでした。

法人向けや教育機関向けのESUとは違い、一般・個人向けは最長1年とされています。あくまで一時的な延命処置となり、追加の延長は期待できません。
また、Windows 10は延命できても、Office 2016/2019はサポート期限を迎えます。使用しているアプリケーションなどを含め、移行や延命は総合的に判断していただきたいと思います。

ESU登録支援や環境の移行といったパソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。

この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。

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