こんにちは。パソコンドック24 前橋店 です。
今回は、前橋市のお客様からご相談いただいた dynabook SATELLITE PRO C30-K Series の水濡れ修理事例をご紹介します。
水濡れ直後は、できるだけ早く通電を止めることが大切です。
状態によっては内部でショートが起き、起動できなくなったり、時間差で腐食が進んで故障が広がったりすることがあります。
一度起動できたとしても安心できないトラブルのひとつです。
同じような状況でお困りの方の参考になれば幸いです。

ご相談内容
お客様は「2時間ほど前にバッグの中で水筒をこぼしてしまい、パソコン本体が濡れた。
起動はしたが、画面に水疱(にじみ)が入ってしまった」とのことでお持ち込みいただきました。
大学の授業や課題で日常的に使うため、できるだけ早く安全な状態に戻したい、というご希望もありました。
お預かり時のご案内
お持ち込み時点ではお客様が一度起動されている状態でした。
水濡れ直後の通電は、ショートや故障拡大につながる可能性があるため、まず早急に電源を切ることを優先してご案内しました。
あわせて、
・今後症状が悪化する可能性があること
・腐食が進むと修理範囲が広がる場合があること
・まずは水濡れ診断と洗浄で「悪化を止める」ことが重要であること
を説明し、次の順序で進める方針をご案内しました。
① 水濡れ洗浄を行い、起動や基本動作が安定しているか確認
② そのうえで、画面のにじみは液晶パネル交換で対応
作業①:分解・バッテリー取り外し(安全確保)
水濡れ修理では、まず通電リスクを下げることが重要です。
裏側のネジを丁寧に外し、最初にバッテリーを取り外してから内部状態を確認しました。
確認の結果、マザーボード中心部まで致命的に浸水している状態ではありませんでしたが、端子まわりに水濡れを確認しました。
水濡れは拭き取りだけでは成分が残り、腐食につながることがあります。
そのため当店では、水濡れ洗浄に用いる専用薬剤を使用し、将来的な不具合リスクを下げるための洗浄を行います。
今回はマザーボードを含め、必要な部品を取り外して隅々まで洗浄・確認を実施しました。

作業②:乾燥・経過確認 → 詳細診断
洗浄後は、内部に水分が残った状態で通電すると再トラブルにつながるため、数日間しっかり乾燥させます。
乾燥後、当店で電源・バッテリーを接続し、起動確認とあわせて周辺機能も含めた詳細診断を行いました。
結果として、起動は安定しており、基本動作にも大きな問題がないことを確認できました。
これにより、次の工程として液晶交換へ進みます。
作業③:液晶交換(上半身分解 → パネル交換)
画面の水疱(にじみ)は液晶内部に影響が出ている状態のため、改善には液晶パネル交換が必要になります。
改めて本体を分解し、液晶側(上部ユニット)を丁寧に取り外したうえで、液晶パネルを交換しました。
交換後は表示が正常に戻っていることを確認し、組み直しを実施。
最後に、正常に起動できること、表示に問題がないことを確認して作業完了です。

水濡れでお困りの方へ

水濡れ直後は、つい急いで復旧させようとしてしまいがちですが、次の行動は症状悪化につながることがあります。
• 充電器を挿して無理に使い続ける
• 何度も電源を入れ直す
• ドライヤーなど強い熱で乾かす
(内部に残った成分が固着し、腐食につながることがあります)
濡れてしまった場合は、できるだけ早く電源を切り、可能であれば周辺機器(USB機器など)を外して、早めにご相談いただくのが安心です。
「起動できたから大丈夫」と思っても、内部に水分や成分が残っていると、時間差で不具合が出ることがあります。早めに状態確認を行うことで、結果として負担を抑えられるケースもあります。
パソコンは日常的に使用頻度が高く、「使えない期間」そのものが大きな負担になります。
当店では、現在の状態と進め方を分かりやすくご説明し、必要な対応を整理したうえで作業を進めます。
「何を伝えればいいか分からない」という段階でも構いませんので、「濡れた」「画面ににじみが出た」「一度起動してしまった」など、少しでも不安があれば、まずはお近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
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