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HP Pavilion dv7 熱風がボワーッと

カテゴリー :パソコン修理事例 内部清掃(クリーニング) 冷却ファン・熱暴走

今回は、滋賀県のお客様が、ゲームをしたり動画を見るとパソコンから熱風が出るとの事で来店されました。機種情報:HP Pavilion dv7
起動してすぐには、現象が出ないのでお預かりして早速診断です。


状況から、ほぼ熱暴走なのでOSを起動させずに、パソコンに負荷のかかるテストツールにて状況確認です。今回は、memtest を用いてメモリの検証も兼ねてテストをしていきます。


画面が少し見にくいですが、真ん中の CPU Temp(CPU温度)が92℃となっているのが見えます。またかなりの熱風も出てました(;´∀`) 20分もしないうちに、94℃まで上がり温度が下がる気配も無いためPCへの負荷も考慮して検証は一旦終了します。
CPU温度が80℃をコンスタントに超えると、確実に排熱不良が発生してます。

OS起動下での、ハード・ソフト面のテストは特に問題なく熱暴走だけ発生しておりました。

熱暴走の原因としては、CPUファン自体の劣化・故障、内部の埃が主に考えられます。

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BIOSの問題で、CPUファンのコントロールが不十分になる事もあったりですが。
パソコンを分解していきます。

バッテリーを外し、底面のネジを全て外し、SSD,HDD,光学ドライブも外します。またドライブの下にもネジがあるのでそれも。無線LANの子機とアンテナケーブルも外したら、次は上面です。

各所のネジやフレキケーブルを外しつつ、電源ボタン部の上部パネルからキーボードパネル、液晶パネル、Bluetoothモジュール、金属バー、トラックパッド部のパネルを外します。

それぞれバラすと、マザーボードと底面だけになります。さらに分解を進めてと。。。

マザーボードだけになりました(・・;) 次に、CPUファンを取り出すためCPU、グラフィックチップ、CPUファン部のネジを外します。

問題のCPUファンです。ファン自体の回転具合は、それ程劣化しておらず、そうなるとフィンの埃が。

1~2mmくらいのスポンジ状でまぁまぁの埃具合で、もちろんこうなると風が通らないので排熱できません。

きれいに掃除しつつ、CPU、グラフィックチップ部のグリスも成形してと。

これで作業を巻き戻りつつ、組み上げ再度memtestをしていきます。

30分以上経過しても、今度はMax74℃でした。清掃前に比べてCPU温度が20℃下がり、正常の範囲内です。

この機種は熱暴走しやすい様で、Youtubeでも分解の動画がありました。お客様に聞くと、分解にチャレンジしてみたけど工数が多くてややこしいから断念されたとの事。
上記の様に説明した分解の内容は、けっこうはしょってます^^; 分解のよっぽど自信がある人でないと、フレキケーブルや留め具が壊れるかこのネジ余ったけど???となるので、一般の方が修理するのをお勧めしません。。

この機種に関わらず、パソコンが熱い、熱くなり急に落ちる、ファンがうるさいなどお困りでしたら、お近くのパソコンドック24へお越し下さい!

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