今回は滋賀県大津市のお客様が、SSDの容量が小さいので大きくしたいとの事で来店されました。機種情報:NEC VALUESTAR G Type W(PC-GV207BHAR)
店頭で起動してみると、Cドライブの空き容量が1GBを切っていて、普通に使っていてもWindows Update等が走るとOSが起動しなくなる恐れもあります。お客様も基本的なデータはDドライブに保存することを徹底されてましたが、すぐにCドライブがいっぱいになってしまうので、500GBくらい容量を拡張したいとの事で、SSDの規格等を確認していきます。デバイスマネージャから型番を確認するとmSATA規格で容量が62GBのSSDだと分かりました。また、このパソコンはSSDとHDDとブルーレイドライブが内蔵されておりました。
お預かりして、SSDの換装とその他ソフトウェア・ハードウェアの診断をしていきます。
今回交換するSSDはこちらです。物理的なサイズは非常に小さいですね。保存できる容量(512GB)は既存のものと比較して8倍以上です。
では、分解していきます。
一体型は、背面のネジを一通り外して中を見ていきます。
一体型は概ね爪が硬く噛んでますが、このモデルはネジを外すとカバーがすんなり外せて中身が拝めます^^;
但し、mSATAのSSDが見当たらない(-_-;)
しばし色んな角度から覗くとありました。B-CASカードの下に。スペースの制約とかメーカーの考えがあるんでしょうが、なしてこんな所に隠すかなと思いつつ。
写真では見難いですが、ライトを点けて覗くと見えます。B-CASカードのユニットを外して出てきたのがこちら。
ここまでくると、後は内蔵のデータを新しいSSDへイメージコピーして、Cドライブの容量を拡張してSSDの交換を行い組み上げです。
400GB以上空きが出来ました☆一応速度も比較しておきます。
(凡例 左上:新SSD、右上:既存SSD、下:内蔵HDD)
大容量ファイルの読み書き、小さなファイルの読み書きなど色んな角度で速度比較しましたが、2.5~25倍くらいに上がってました。もちろん体感でそこまで変わるわけではありませんが、容量も速度も確実に上がっております。
その他、ソフト・ハードの一通りの診断を終え、特に問題もなかったので、筐体内外を清掃して修理完了です。
一体型のチューニングをご希望の方は、パソコンドック24 京都店までお待ちしております。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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