こんにちは。パソコンドック24 本町店 です。
今回は、大阪市中央区のお客様からご依頼いただいたノートパソコンのヒンジ修理事例をご紹介します。
お預かりした機種と症状
お預かりしたのは、Acer Aspire Vero AV15-51-H58Y/F

Acer公式の製品紹介を要約すると以下のようになります。
本体の30%に再生プラスチック(PCR)を使用した、環境配慮型のサステナブルな15.6インチノートパソコンです。
塗装を一切使用しない「ペイントフリー」のシャーシを採用し、VOC(揮発性有機化合物)の排出を削減しています。
黄色の斑点が入った独特のグレーカラーが特徴です。
環境理念である「Reduce(削減)」「Reuse(再利用)」「Recycle(リサイクル)」を象徴するため、キーボードの「R」と「E」のキーキャップのみ文字が反転したデザインになっています。

今回の症状は、左側ヒンジの破損です。
ヒンジカバーが外れ、液晶パネルのフロントベゼルも破損していました。

診断結果と作業方針
まずは本体を分解し、液晶パネルユニットと本体を切り離します。

続いて液晶側のベゼルを取り外し、ヒンジ周辺の状態を確認しました。
ヒンジ固定用金具と天板側の樹脂部分の接着が剥離していることが判明しました。
破損していたのは左側でしたが、右側についても同様に接着部分の剥離が発生しており、今後破損する可能性が高い状態でした。

パーツ交換による修理も検討しましたが、
・部品入手に時間がかかる
・修理費用が高額になる
といった点を考慮し、補修修理で対応することにしました。
作業
まず、ヒンジ金具の動きを確認したところ、固くなっていました。
ヒンジ金具が固い状態のまま使用を続けると、樹脂部分へ大きな負荷がかかり、再び破損する原因となります。
ヒンジの強度調整を行い、適切な硬さに調整しました。

その後、特殊な補修剤を使用してヒンジ固定金具を再接着します。
作業中に補修剤が液晶パネルへ付着しないよう、周辺をマスキングテープで保護して作業を進めました。

さらに、フレームの一部にも破損が見られたため、金属用接着剤を用いて補強を実施しています。
右側のヒンジについても同様の処置を行い、左右とも強度を回復させました。
動作確認
補修剤が完全硬化するまで一晩養生した後、元通りに組み戻して動作確認を行いました。
液晶パネルの開閉を繰り返し確認しましたが、固すぎることも緩すぎることもなく、スムーズに開閉できる状態になっています。
また、Windowsの起動や各部の動作にも問題がないことを確認し、修理完了となりました。

まとめ
ノートパソコンのヒンジ破損は、
・ヒンジの経年劣化
・ヒンジの固着
・樹脂製ねじ受け部分の破損
などが原因で発生します。
ヒンジカバーが浮いている、開閉時に異音がする、液晶パネル周辺が割れてきたといった症状がある場合は、早めの修理がおすすめです。
今回のように補修修理で対応できるケースもありますので、お困りの際はお気軽にパソコンドック24 本町店までご相談ください。
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