こんにちは、パソコンドック24 大垣店の山田です。
今回は羽島市のお客様より「富士通 LIFEBOOK SH54/GをWindows10にしたところ、エラーが出て再起動が繰り返す、画面が暗くなったりする」とお困りのPCをお預かりしました。
再起動が繰り返すということはメモリのエラーかHDDのセクタ異常が考えられましたが、チェックしてみても異常なし。
ならばシステムファイルなどWindowsのプログラムが壊れているのかもしれません。
いつものようにクローンを作成しチェックしてみます。
クローンHDDを接続し起動してみると“np2uvc.sys”というファイルで何かエラー表示が出ているようなので、このファイルについて調べました。
どうやら、液晶画面上についているWEBカメラのドライバがWindows10に対応していないことが分かりました。
切り分けのために、セーフモードで起動しデバイスマネージャーからFJ Camera を無効にして再起動。
すると何事もなかったようにWindows10が起動してくれました。
ところが、Windows UpdateでFJ Cameraと出てきたので更新してみると、やはり失敗となって同じようなエラーが出ます。過去にも失敗しているようです。
もともとこのパソコンは、メーカーではWindows10は非対応機種なので仕方ないのかもしれません。
最後の手段として、お客様にご了承いただいた上で、内部コネクタを外し物理的に認識しないようにしました。
何回か再起動及びWindowsの更新などを行って、再発しないことを確認いたしました。
次は画面が勝手に暗くなる症状です。
スクリーンセーバーとか省電力の設定の問題ではなさそうで、キーボードやマウスを動かしてもうっすらと暗いまま。
しかし、マウスやキーボドを操作を続けたり、液晶パネル下部を触ったりしていると明るくなります。
何かに反応しているようです。画面の方を見ると、右下に何やら小さい丸い窓が……
もしやと思い、物を被せると画面が暗く、外すと明るくなります。これは周囲の明るさを拾うセンサーです。
左側がセンサを覆ってすぐの状態、右側はもう少し時間を置いた状態。
自動で明るさが変わらないよう設定を確認します。
「コントロールパネル ≫ システムとセキュリティ ≫ 電源オプション ≫ ディスプレイの電源を切る時間の指定 ≫ 詳細な電源設定の変更 ≫ ディスプレイから自動輝度調整を有効にする」を確認します。
すると、バッテリ駆動・電源に接続ともにオンになっています。こちらも「手動設定になりますね」とお客様にご説明したうえで、それぞれオフにします。
これで自動的に画面の明るさが変わることがなくなりました。
メーカー側でWindows10非対応でドライバが当たらない場合は、デバイスマネージャーなどで無効にしてみるのも一つの手かもしれませんね（※使わないデバイスに限ります）。
パソコンの調子が悪い、Windows10にしたが何か変ということがありましたら、パソコンドック24に気軽にお問い合わせください。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は？（修理に関する参考費用はこちら）
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は？（修理に関する参考費用はこちら）
更新：
公開：
シェアする
