NEC Valuestar G タイプL(PC-GV287VZLS)のSSD交換修理をご紹介します。
このパソコンは、SSDが標準で搭載されておりますのでHDDモデルより起動が速いのですが、容量が少なく62GBしかありません。
お客様もDドライブにデータを移動したり、ディスククリーンアップを頻繁に実施されるなど、色々ご苦労されたとの事。
お仕事で使用されるため預ける時間もそんなに取れないとお困りでしたので、数時間でのSSD交換、システム・データ移行に挑戦させていただきました。
事前に15分程度お預かりして、使用されているSSDの規格を確認。
PCIに接続された専用ボードにmSATAのSSDが搭載されていることが分かりました。
PCIスロットからは電源だけもらって、マザーボードからのSATAコネクタと接続されているようです。
(お客様には、写真だけ撮影してすぐお返ししました。)
外してみると、T社のmSATA SSDが搭載されておりました。
型番からインターネットで仕様書を確認。標準仕様のmSATA SSDに置き換えが可能です。
SSD換装・交換
お客様のご要望が256GBのSSDということで、Transcend社のTS256GMSA370を調達しました。
お客様からパソコンをお預かりする準備は完了。お電話してパソコンを数時間だけお預かりします。
松本店ではmSATAから、SATAに変換するアダプタがありますので、T社のSATAからディスクイメージを作成し、TranscendのSSDにディスクイメージを戻します。
時間的に余裕がおありなら、リフレッシュパック+SSDをおすすめするのですが、今OSの動作に不都合なく業務で使用されているそうです。
お客様とご相談のうえで、できるだけ業務を止めない方法を選択いたしました。
イメージを戻した後は、起動確認し、システムファイルの破損がないかコマンドプロンプトの各種コマンドでチェック。パーティションを拡張して作業終了です。
パフォーマンスはどうでしょうか?
以前の数値と比較してみましょう。
以前は空き容量が1.91GBしかなく、CrystalDiskMarkの値は次の通りでした。
【変更前】
【変更後】
変更後は、空き容量が174GBに増えました。
Dドライブにデータを入れれば、Cドライブにソフトウェアはまだまだ入りそうですし、仮想メモリーとしても使えます。
CrystalDiskMarkの値も、同じSSDでもパフォーマンスが大幅に向上しました。
短い時間で作業終了し、パフォーマンスも向上してお客様も喜んでいただけました。
今回は、PCをお預かりする時間を最小限に抑えてSSD交換を実施した事例です。
お時間がない場合も是非一度、お近くのパソコンドック24のお店にご相談ください。
お客様のご要望に沿った最善策をご提案させていただき、全力でサポートいたします。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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