こんにちは。名古屋名東店の久保井です。
名古屋も少しずつ春らしくなっています今日この頃、この度 iMac のメモリ増設のご依頼がありました。
メモリ増設
通常のメモリ交換ならブログに乗せるほどでもないのですが、今回ご依頼いただいた機種が iMac Late 2013 21.5-inch というモデルなので紹介します。
iMac は、Late 2012 モデルから本体サイドのディスクスロットが廃止され、本体が薄くなりスタイリッシュに変わりました。そしてモデルによってはメモリの差込口がなくなっています。
今回ご依頼のあったモデルはまさにそのモデルで、ロジックボードまで取り外す必要があり、ほぼ全分解です。
蛇足ですが iMac 21.5インチに関しては、4Kモデル Mid 2014以降のモデルはメモリ交換不可となっています。
お客様は Apple に依頼をしたそうですが増設、交換はできないと言われ当店にお持込になりました。
最初に注文したスペックは後から変更できないようになっていますので、購入の際は十分考慮する必要がありますね。
それでは修理作業の紹介です。早速、分解していきます。
この薄型モデルは、液晶の固定方法がネジから専用粘着テープに変更されています。
この専用粘着テープは一度外してしまうと使えなくなり、元に戻すには新品の専用テープを用意しなければいけません。
さて、無事に液晶を取り外せました。
丸で囲って一部だけ見えているのが今回交換するメモリです。ご丁寧にロジックボード(基板)の裏に取り付けるようになっています。したがってロジックボードまではずさなければいけません。
では、内部清掃をしつつ慎重にはずしていきましょう。
外せるパーツは全部はずしてやっとメモリとご対面です。今回は 4GB×2 を 8GB×2 に増設します
サクッと交換をして、清掃がすんだら外した順に組み立てていきます。
専用粘着テープで完全に固定する前に容量確認と動作チェックを済ませておきます。
無事に確認と動作チェックが済みましたので、粘着テープでしっかり固定して完了です。
お客様は、Apple で断られたのであきらめかけていたそうです。交換できたことに喜んでいただけました。よかったです。
今回の増設は下記の条件を了承いただいての作業となりました。
「メモリの交換は可能であるもののロジックボードなどを外す必要があり、交換後は Apple の修理サポートが受けられなく可能性がある」
というリスクテイクのもとで作業をするかご検討いただいています。
iMac 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
動作が遅い・固まる(修理に関する参考費用はこちら)
更新:
公開: