修理事例一覧

線が入ったMacBook Pro 2016 Two Thunderboltの液晶パネル交換

カテゴリー :MacBook液晶修理 Mac修理事例

こんにちは。パソコンドック24 渋谷店です。

落下により液晶パネルが割れ、画面右側と下に線が入ってしまったとのことでお持ち込みされました。


さっそく液晶画面の交換修理にとりかかりました。

【料金について詳しく調べる】
Macbook Pro修理

分解前の注意点として、2016~2017年モデルのMacBook Pro、MacBookは修理前に必ずターミナルを開いて自動起動をオフにする必要があります。

自動起動をオフにしたら、今回の一番の難所であるボトムケースの取り外しにかかります。


いつも通りボトムケースのスクリューを取り外します。

2016~2017年モデルの分解は、知らないと壊してしまう難関がたくさんあります。
トップケース側のアンテナモジュールにボトムケースについているスプリングフィンガーが刺さっています。(下記写真参照)今までのように持ち上げるのではなく、手前にスライドさせなければなりません。


言葉だと、簡単に見えますが、物凄く硬く、なかなかスライドされません。
下手に力を入れるとアンテナモジュールを破損させる恐れがあり、慣れが必要な作業です。


ボトムケースを 2 個のスナップが外れるだけ(5mmくらい)引き上げ、本体前部の隙間に両手の人さし指を入れ下部ケースを手前にスライドさせます。


※下部ケースを固定するスプリングフィンガーが突然外れることがあります。損傷を受けやすいコンポーネントをこすらないように注意しながら、一定の力でゆっくりと、1cm 未満の幅までケースを動かします。
スプリングフィンガーが外れたら、通常通り下部ケースをとります。

ようやくMacBook Proの内部が見えてきました。
ここからさらに分解を進めます。まず、バッテリーフレックスケーブルを外し、BMU 電源のネジを外します。


分解は続きます。

TCON ボードのプラットフォームコネクタから EDP フレックスケーブル、スプリングテンショナーなどの接続を外し、
スプリングテンショナーと TCON ボードは、ディスプレイアセンブリモジュールの一部となっていますので一緒に取り外します。

続いて、トップケースからディスプレイアセンブリを外します。


ここまで分解して、ようやく液晶パネルが取り出せました。ここから割れたパネルを取り出し交換作業です。


液晶パネルを剥がした後の糊や埃、割れた破片を取り除き、新しい液晶パネルを取り付けます。文章にしてしまうと、サラッと終わっているように見えますが、実際には非常に神経を使う作業の連続でした。

液晶の交換が終わったら、分解した逆の順序で組み立て直し完成です。


元どおりの姿です。
MacBook Pro 2016年モデルのパーツは、入手も難しくパーツ代も高くなってしまいますが、最新モデルの修理も行っております。お困りの際は、是非一度、渋谷店へご相談下さい。

MacBook Pro 「画面のトラブル」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)


この修理事例を書いたお店

渋谷・表参道・目黒のパソコン修理なら
パソコンドック24 渋谷店 03-6712-7030

東京都渋谷区神南1-20-10 神南興業ビル3F
» [地図]

修理について問い合わせる

パソコン修理・Mac 修理・データ復旧のお問い合わせはパソコン修理のご相談窓口へ

パソコン修理・Mac 修理・データ復旧のお問い合わせはパソコン修理のご相談窓口へ