本日は、業務用に作られた自作パソコンの修理事例をご紹介いたします。
お客様は全く電源が入らず、動作音もしないとお持ち込みになりました。
早速分解して中を確認していきます。
起動しないパソコンの修理
こういった症状でポピュラーなのは、電源ユニットです。
経年劣化により壊れやすく、当店でも多くの事例があります。しかし今回は購入から2~3年ほど、とのことでした。
テスト用の電源ユニットに交換しても変わりませんでした。
あれこれ試した後、上の写真のピンをショートさせると、電源が入りました。
実はこのピンの一部が、電源ボタンとつながっています。
電源ユニットは問題ではなかったのです。
電源ボタンからマザーボード間にある配線や部品に問題があることが分かりました。
配線が内部で断線している場合は、コブのような膨らみがあります。今回は特に見受けられませんでした。
写真上、黒くて丸い部分の右側が電源スイッチです。
念のため、はんだを付け直しました。古いはんだが割れてしまっている場合もあるからです。
すると、無事に電源が入りました。LEDが綺麗に光っております!
今回は、スイッチ部分のはんだが劣化して電源が入りませんでした。
Windowsの起動や繰り返しの電源投入も問題なく行えています。
早く直せてお客様にもよろこんでいただけました。
電源が入らないという症状は奥が深く、様々な原因が考えられます。
まずは、お気軽にご相談ください!
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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