パソコンの故障で意外と多いのは、電源が入らない症状です。
通常は、メイン基板(マザーボード)障害で、修理金額が高額になるケースがおおいのですが、今回の症状も、よくあるので、ご参考になればと思います。
少し前の事例ですが、
マシンは、マウスコンピューターLB-K802Bです。
お客様から、お話をお伺いすると、以前から、電源コードの接触が悪く、
差し込み口を動かすと通電したとの事です。ACアダプターを交換しても電源が入らずお持込いただきました。
全く、電源が入らない状態です。
早速分解してみます。
上蓋を取り外し、内部を確認してみます。
ACアダプターの電圧は、正常なので分解して電源周りをチェックしていきます。
マザーボードのところで電圧をはかると、全く電圧が来ていません。
差込口からマザーボードの間で断線しているようです。チェックしていると電源コネクターが付いている基板が折れ曲がっています。
原因はこれでした。
写真の赤丸部分が、折れ曲がっています。
部品を取り寄せ、交換いたします。
くみ上げして、スイッチオン!
画面が白文字メッセージですが、テスト段階なので、お客様のハードディスクを外して行います。(機器の安全のため)
無事、電源が入り正常に起動するようになりました。
接触不良で電源部分を動かしていくうちに、折れてしまった可能性もあります。
「おかしいな?」と思ったら、電源周りはあまり動かさないようにすることがおすすめです。
今回のように、メイン基板(マザーボード)以外でも、電源が入らない原因はあります。
パソコンが壊れた場合、どうしても高額な修理を考えがちですが、修理か?お買い換えか?
迷ったら、お気軽にお問い合わせください。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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