こんにちは、名古屋名東店の久保井です。
例年にもまして寒い日が続いている名古屋市内です。
先日も近所の公園の水たまりに張った氷を、子供たちが割って遊んでいました。
氷ではないのですが、今回お持込いただいたパソコンは、タッチパネルが割れていました。
ノートパソコンを閉めた時に物が挟まって割れたそうです。
液晶は映っていて通常操作は可能ですが、割れたせいでタッチパネル機能が動作しません。
このパソコンはディスプレイ部分を回転させ、タブレットのようにして使うことができ、専用のタブレットペンもついています。
つまりタッチパネルが使えないとこのパソコンの魅力が半減してしまうわけです。
タッチパネルを使えるようにしてほしいとご依頼がありました。
さっそく、分解をして液晶部分の状態を調べていきます。
まずは上半身と下半身を分けます。少しコツが必要でしたが分離完了です。
次に液晶・タッチパネル部分を外していきます。
このパソコンは液晶とタッチパネルがユニット化してありました。
つまり液晶に問題がなくても、タッチパネルを交換するときは液晶ユニットごと交換しなければいけないということになります。
なんとも、もったいない作りです。
とはいいましても、修理は必要ですのでデジタイザー(タッチパネル)付き液晶を取り寄せました。
本体に新しいユニットを付ける前に仮置きしてみますと、大きさが合わずスキマができてしまい、液晶を固定することができません。
取り寄せたパーツの中にはそれらしいパーツがありませんので、もともと装着されていた枠パーツを移植していきます。ここは再利用です。
この枠パーツは液晶ユニットに強固なブチルゴムでついています。丁寧にゆっくりと温めながらはがします。はがした後も薬品を使ってしっかりと粘着成分を取り除きます。
今回、ここの作業に一番時間がかかりました。
外した枠パーツを、新しい液晶ユニットにしっかりと取り付け、もう一度仮置きしてみます。今度はぴったりはまっています。同時にきちんと映ることも確認しました。
あとは、分解した時と反対の手順で組み立てていくだけです。
タッチパネルもしっかり動きます。
これにて、作業完了です。
世の中にはいろいろなタイプのパソコンがあり、液晶も多種多様です。
パソコンドックは様々なパソコンを修理してきた実績がありますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
PC修理 「画面のトラブル」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
更新:
公開: