修理事例一覧

グレーの起動画面で停止する iMac 24 Early 2008の修理事例です。

カテゴリー :Mac修理事例 SSD換装・交換(Mac) グラフィックボード修理(Mac)

今年は全国的に大雪が凄まじかったですね。

石川県も含めて北陸の皆さんにとっても近年稀に見る大豪雪のため雪かきや通勤通学などで大変苦労し、さぞ疲労もたまったことでしょう。時々はまった車があると見知らぬ人同士が集まり助け合うなどして、北陸の皆さんの心の温かさを感じた冬でもありました。

ここ金沢店もなかなか駐車場の除雪が進まず、お客様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
ここしばらくは雪かきなども大変でブログの更新もできずご無沙汰しておりましたが、
雪解けとともにようやくブログの書き込みも開始したいと思います。

さてこのたびは古いiMac 24 Early 2008を預かりました。

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症状は以下のようにOS起動後にグレー画面で停止したままの状態になるというものでした。お客様はタイムマシーンによるバックアップをお持ちで、復元したものの症状が変わらなかったということでした。

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故障の原因はハードディスクの可能性が高いと推測したのですが、診断した結果、GPUボードの故障が原因でした。またハードディスクにもSMARTエラーが見つかり、こちらも交換することになりました。

まずはiMac 24 底面のメモリスロットカバーを外します。

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次にガラスパネルを外します。8個のネジを外してフロントベゼルを外します。

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フロントベゼルを外す前にマイクロフォンケーブルコネクタを外す必要があります。

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マイクロフォンケーブルコネクタを外せばフロントベゼルを外します。

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フロントベゼルを外したあとは、固定用ネジ8個をはずして、液晶パネルを外します。

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液晶パネルを外す際にも信号ケーブルやセンサーケーブルなど外す必要があります。

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GPUボードはロジックボードの裏側に装着されているためGPUボード交換にはロジックボードを外す必要があります。まずはロジックボードに接続されている信号ケーブルを全て外していきます。

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手慣れたと思っていても注意深く外さないと断線を招きます。

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冷却ファンや電源ケーブルなども取り外していきます。

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ロジックボードの固定用ネジを全て外します。

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ようやくロジックボードを外すことができました。

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GPUボードを外す際には温度センサーケーブルがロジックボードに接続されているのでそちらも外す必要があります。

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ロジックボードの裏側のGPUボードを外すことができました。

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交換用のGPUボードを用意し、冷却ファンやプレートなどを交換します。標準で塗布されていたグリスの熱伝導率性能が劣化しているので、高性能グリスを塗り直します。あとで負荷テストをかけてGPUボードの温度も計測します。

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GPUボードを交換したあとはこれまでの作業を戻してロジックボードを元にして、故障していたハードディスクをSSDに交換しました。フロントベゼルやガラスパネルで閉じたあとは、タイムマシーンでバックアップされたOSを復元して完了です。

パソコンドック24では、アップルで修理を受け付けられないような古いMacも修理して蘇らせることが可能です。

是非ご用命は当店へ。

iMac 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)

動作が遅い・固まる(修理に関する参考費用はこちら)


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