冷却ファンが回転しない事例その4 TOSHIBA R63
こんにちは。パソコンドック24 新大阪店 です。
これまでもノートPCの冷却ファントラブルを度々ご案内していますが、
トラブルの原因として大半は[ファンの故障/劣化][埃等の異物混入]のいずれかです。
[ファンの故障/劣化]はモーターが故障したり、長年使用して軸ブレ等の劣化障害がおきたりという機械的障害なので
比較的想像しやすいと思いますが、[埃等の異物混入]は埃程度で冷却ファンに障害が発生するという事はイメージし難いかもしれません。
これはTOSHIBAの薄型ノートPCで、ボディが非常に熱くなっていました。
ボディ底面のファンの吸気口部分にもボディ側面にも特に大きな隙間があるわけでもなく、一見するとファンの回転を阻害するような埃が入りそうもないようなPCですが実際に分解してゆくと
底面パネルを外します。
これが問題のファンです。
ファンを分解すると、混入して毛玉状になってしまった埃が2つありました。
この埃は塊のままで吸入されたのでなく、吸入されたごく細かい糸状の埃が徐々に集合してゆき、結果この形状になったものです。
このサイズの埃の塊だとファンは回転できなくなってしまいますが、ここまで大きくならなくても放熱口にフィルター状に
なってへばりつき、蓋をしたような状態になる事も多く、その場合もファンが回転しないケースと変わらず、同様にオーバーヒートしてしまいます。
クリーニングしました、ヒートシンク部分も埃を除去しています。
組み付けて完了です。
このような状態にならないようにするには、定期的にPCの吸排気口から掃除機等で埃を吸い取る事です。
エアダスター等で埃を吹き飛ばす方もいますが、
かえって埃を奥に押し込む事にもなり特にオーバーヒートの症状が出てからでは逆効果になります。
ファンのクリーニングは原則吸出しでPCを分解しなければクリーニングできない場合、
PC24にご相談いただけれお手伝いさせていただきますので、自信のない方はご連絡下さい。
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