こんにちは!
パソコンドック24春日井店の谷口です。
Windows 10 サポート終了!?
今回のタイトル「タイプミスですか?」という突っ込みを頂くかもしれません(笑
ですが、これ…本当なんです!
“Windows 10”と聞けば、最新のWindowsですよね。
新しくパソコンを買えば“Windows 10”!
Windows 7のサポートが終了するから買い替える!となれば“Windows 10″!
「なのにサポート終了ってどういうこと!?!?」
って思われますよね。。
実はWindows 10はこれまでのWindowsとは考え方が少し変わっているんです。
少し具体的にお話ししていきますね!
【まず初めに下準備で豆知識…】
”Windows”と呼ばれ世界的に広く使われているシステムですが、ITの進化と共にどんどんと古くなっていきます。
そして、次から次へと新しくなっていきます。
Windowsってこれまでにいくつ種類があったかご存知ですか?
- Windows 95
- Windows 98
- Windows 2000
- Windows Me
- Windows XP
- Windows Vista
- Windows 7
などなど。ほんの一部ですが、過去にこれだけのWindowsがあったわけです。
では、このWindowsを作った”Microsoft”は今もこれらすべてのバージョンのWindowsのサポートをしないといけないのでしょうか?
最新の”Windows 10″だけならまだしも、過去に発売されてきたWindowsをサポートしようとすると、とてもじゃないですが、人手も資金もかかりすぎてしまいます…。
もちろん時代の流れとともに使われなくなっていく機能なども出てきますので、
古いWindows全てでいらなくなった機能を取り除くなどの膨大な作業量になります。
そして!Microsoftとしては汗と涙の結晶である最新の”Windows 10″をより沢山のお客様に使ってほしい!という気持ちもあるわけです。
ということで、さまざまな理由から、各々のWindowsでは「サポート期間」という期限をあらかじめ設定しておき、
「いついつまではちゃんと使えるよう欠陥などがあればちゃんと修正し、安全にお使いいただけるようお手伝いをさせて頂きますよ。」
という形をとっているんです。
以上を踏まえて直近のWindowsのサポート期間の確認をしてみましょう。
【各Windowsのサポート期限】
■Windows 7
2020年1月14日まで
■Windows 8.1
2023年1月11日まで
■Windows 10 ver.1809
2020年5月12日まで
※個人ユーザーが主に使うHomeやProと呼ばれるWindows 10などを対象。
さてさて。長くなっていますが、ここで原点に立ち返りましょう。
今回のタイトルをもう一度確認です。
”Windows 10 サポート終了!?”
「いやいや…。2020年までって書いてるじゃない…。しかもWindows8.1より短いし…。またタイプミスか!そもそもお前なぁ…(呆」
…ちょっと待った!!!
確かに上に記載した一覧から見ると全然期限なんて切れてないですよね。
ここで、最初のほうにお伝えした「考え方が少し変わっている」につながるわけです。
実は…ひとえにWindows 10と呼んでも、実は細かなバージョン(世代)が存在するんです。
先ほど私が書いた一覧を見てみて下さい。
「Windows 10 ver.1809」と書いてありますよね!
Windows 10は最初のが発表されてから今日これまでに下記のバージョンが出ています。
- Windows 10 ver.1507(2015年7月発売開始!)
- Windows 10 ver.1511
- Windows 10 ver.1607
- Windows 10 ver.1703
- Windows 10 ver.1709
- Windows 10 ver.1803
- Windows 10 ver.1809(執筆時点での最新版!)
そして、その中でも“ver.1507″~”ver.1709″までは既にサポートが終了しているんです。
※記事執筆時点での情報
これがWindows 10のサポート終了。なんですね。
では、ここで1つ疑問を抱くかたがいるかもしれません。
「え?短すぎない?Windows 7のパソコン今でも使ってるし購入したのなんてWindows 10が出る前よ。」
そうですね。Windows 7は2009年に発売されました。
今年が2019年なので約10年サポートをしてもらえた訳です。
なのにWindows 10は7と比べて圧倒的に短い…。何故なのか?
理由としては「Windows 10が実質的に最後のWindowsになる」という事が大きく関わってくるんです。
分かりやすく言うと”Windows 11″とか”Windows 12″は出ないと公式に言っているわけですね。
Windows 10発売当初にMicrosoftは、
”Windows 10を最後のバージョンとして、中身を常に新しく更新し続けていくことで進化させていく!しかも無料で!”
と言っているんです!
そうすると、何かを用意することなく更新をするだけで、常に新しいWindowsを使っていくことが出来る訳です。
それこそ今回のようにWindows 7終わっちゃうからPC買い替えなきゃ!ということが実質無くなるわけです。
※搭載されている部品が古くなってしまい最新バージョンに非対応のため、買い替えが必要などの問題は残りますが…。
であれば、Windowsを使っているお客様にかかる負担は少なくなるわけです。
更新の間数十分~数時間耐えれば終わるわけですからね。
だから、一つ一つの細かなバージョンに対してのサポート期間を短く設定し、どんどん更新してもらおう!ということで短くなったんですね。
ちなみにWindows 7は2009年7月発売の2020年1月終了なので約10年ちょっとのサポート。
Windows 10の場合、例にたとえてver.1507の場合、2015年7月発売の2017年5月終了なので2年ないくらいですね。
さぁ、かなり長くなってきましたが、そろそろまとめに近づいてきます。
これまでお伝えしてきたことから一番お伝えしたかったのは「Windows 10だから!」というだけで、「今回のWindows 7サポート終了は私関係ないわ!」と思わないでくださいね!ということです。
(もしかしたらWindows 10なのに7より先にサポート終了を迎えたPCかもしれませんよ…)
まずは、ご自身のWindows 10のバージョンを確認し古いようであれば新しいバージョンに更新をしましょう。
とはいえ、新しいバージョンに更新する際トラブルが起きることも少なくないです。
更新に失敗してしまい起動しなくなるなんてことも多々あります。
自分のWindows 10の細かなバージョンがわからん!古いから更新したいけど起動しなくなるなんてゴメンだ!
なんて方は無理せずご相談ください。
ということで、Windows 10のサポート終了についてでした!
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