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ノートPCのFAN修理テクニックご紹介

カテゴリー :パソコン修理 冷却ファン・熱暴走

ノートPCのFAN修理テクニックご紹介
こんにちは。パソコンドック24 新大阪店 です。

長く使っているノートPCだとFANの音がうるさくなる事がありますね。

このような場合の原因は、

1[埃などが詰まって内部が高温になり、FANが高回転で作動している]
2[プラスチックの破片等、何か異物が入り込んでFANにあたっている]
3[経年劣化や、摩耗等でFAN自体が破損しかかっている]

殆どのケースは、これらのいずれかに該当します。

そんな中でも比較的少ないケースの[3経年劣化や、摩耗等でFAN自体が破損しかかっている]を今回ご紹介します。

ノートPCのFAN修理テクニック

このFANはSONYのあるノートPCの冷却FANですが、ご覧のとおり回転軸が取れてしまっています。

とれた原因は長い間使用しているうちに、負荷がかかる回転軸が破損した為です。

こうなると通常はFANごと交換ですが、昨今こういったパーツは海外から取り寄せなければならない事が増えており、交換部品が届くまで非常に日数がかかる事も多くなっています。

今回壊れたFANも入荷まで3~40日待ちでしたので、とても待っていられないという事で代替策としてFAN修理を試みました。

分解時にある程度クリーニングしましたが、まだブレード部分などに埃が固着していますね。

左にある棒状のものが取れてしまった回転軸です。

このFANが破損したのは長期間にわたり高速回転状態が続いてた事ですが、そうなった理由の一つは埃等が入り込んだことで

内部の温度が下がり難くなり、何とか冷やそうとしてFANが高回転で動作し続けたと考えられます。

回転軸が完全に抜けていて、このままでは再固定するにしても強度が足りず、またすぐに回転軸がとれてしまいますので、補強材をつくって強度をもたせます。

 

円形のパーツが補強材です。

これに回転軸を差し込み、FANブレード側に取付ます。

もちろんこのままでは、回転したらまた抜けてしまう為ハンダで固定強化します。

このFANの構造では外側からの固定も必要です。
内側からと外側からの両方から、挟み込むようにして補強します。

後は筐体内で、底板等、他のパーツと干渉しないように微調整して完了です。

PCの半数位はFANを取り外す為にはかなり分解しなくてはならない為、分解費用も高くなりますし、
交換しか選択肢がない場合は日数もかなりかかってしまいますので、日頃からこまめにクリーニングを行ってできるだけFANが長期間高回転でまわりつづけるような事態を避けて下さい。

PC修理 「異音がする・熱い」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)


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