七尾市のお客様から富士通 ESPRIMO FH98/DMを預かりました。
症状は起動時にCPUファンエラーの警告を表示し、<F1>キーを押して起動したとしても途中で電源が落ちるというものです。明らかにCPUファンの故障です。
背面のメモリカバーを外して、以下のようにバックカバー用の固定ネジ3か所を外します。
B-CASカードを外して、スタンド用カバーを外します。
カバーを外すとスタンド固定用のネジが見えますのでネジ4か所を外します。
以下が外した状態の画像です。
スタンドを外します。
慎重にバックカバーの爪を外していきバックカバーを外します。
マザーボードなどパーツは板金に覆われているのでファン交換にも板金を外す必要があります。以下のように14個のネジを外します。
板金を外すとマザーボード他パーツが見えてきます。
CPUファンを交換にはまず制御用ケーブルを外し(黄色)、固定用ネジ2か所(赤色)を外します。
用意しておいた新品のCPUファンに交換してネジで固定し、ケーブルを接続してCPUファン交換は完了です。
念のため標準で装着されていたハードディスクの検査をしたところ故障の初期症状のエラーが発生しておりました。せっかく修理してもまたしばらくしたらハードディスクが故障するのが見えているのでついでにハードディスクも交換することになりました。ハードディスクは以下のネジ1か所で固定されているのでネジを外します。
ハードディスクを外し、新しいハードディスクにシステムごとコピーして交換します。
今回外したネジの一覧です。
CPUファン交換、ハードディスク交換の作業を終えて、上記の作業をもとに戻していくと警告も出ずそのまま起動しました。
しばらくエージングしてクリーニングしたら修理完了。無事、お客様にお届けすることができました。遠方にもかかわらず当店までパソコンを持ち込んでいただきまして誠にありがとうございます。
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