こんにちは。パソコンドック24 本町店 です。
大阪市中央区からお越しのお客様からお預かりした、
DELLのデスクトップパソコン、Vostro3267(3000シリーズ)のマザーボード修理事例を紹介します。
使用していたら、だんだん動作が遅くなってきて、ついにはWindows10が立ち上がらなくなったとのことで、
一度、他のパソコン修理業者さんを呼んで診断してもらったそうです。
その業者さんは状態を確認して、様々なパーツを外したり、接続しなおしたりと色々やってみたようですが、
結局のところ、立ち上がらなくなった原因はマザーボード不良という判断をされたそうです。
そういう状態だったため、元々はデータ取り出しのみをご希望されており、HDDを取り外した状態でご来店いただいておりました。
データに関しては、HDDに物理障害が発生していましたが、なんとかデータ復旧を行い納品させていただきましたが、私としてはそもそも「動作がだんだん遅くなってきた」「電源は入るがWindows10が立ち上がらない」というキーワードで、マザーボードが主原因と思えなかったので、一度パソコンをお持込いただけるかを打診しました。
お客様は買い替えることを検討されていましたが、修理のほうがコストメリットあると判断され、一度診断をお願いしたいと仰っていただけました。
早速パソコンを起動してみると、、、
「あれ?電源ランプがオレンジ色に点灯して何も表示されない・・・?
聞いてた症状と違うぞ?DELLのロゴは出てたって聞いたけど・・・?」
不安に思い、オレンジ色の点滅の回数を数えて、DELLのサポートページで確認してみたところ、
どうやら、CMOSバッテリーが反応してないことが判明。
「なるほど。電池交換してみるか。」
と思ってマザーボードを見てみると、
ん?ん??
赤丸の中、端子が変形してるのわかりますか?
さらに拡大。(拡大しすぎてピントがボケてます笑)
ソケットが割れてますね。。。
この時点でお客様に状況の報告をしてみたところ、
どうやらその修理業者さんが電池の付け替えを行ったとのことでした。
そのときにおそらく、ソケットが破損したのでしょう。
お客様の知らない間に、更に物理的に破損しているわけですから、聞いていた症状と違うのも当たり前でしょうね。
お客様から修理の了承もいただいたので、ソケットを組み替えます。
交換、取り付けして。電源を入れてみます。
DELLのロゴもバッチリ表示されるようになりました。
もちろん電源ランプがオレンジ色に点滅することもなくなりました♪
本当にHDDが壊れていただけなのか、メモリのチェックを行い、ご指示のあったSSDに交換してOSをインストールしてみて、チェックしてみます。
もちろん使えます。
やはり、HDDが壊れていただけだったみたいですねー。
最終チェックを行い、納品の準備をしていきます。
SSDに交換したので、以前よりも劇的にパソコンのパフォーマンスがあがって、かなり快適なマシンに化けました!
新品パソコンのおよそ半分の価格くらいで仕上げていますので、普通にHDDモデルの新品を買うよりもいい買い物ですよ。
お客様も修理もできて動作も快適になって、大変喜んでいただけました。
今回はなかなか通常では起こりえない珍しい症状ですので、なかなか同症状になることも少ないかもしれませんが、SSDへの換装はほとんどの機種にも対応可能です。
SSD換装するとパフォーマンスも劇的に向上しますので、動作の遅さが気になる方でもお気軽にパソコンドック24までご連絡ください!
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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