名古屋市北区のお客様から、ACアダプターを差してもランプが点灯せず電源が入らないというご相談をいただきました。
東芝 T552/36HB PT55236HBMB 電源が入らないパソコンの診断
Windows8搭載モデルで、OSのサポートもまだあるためできれば修理したいとのことで持ち込まれました。
診断・分解
裏蓋のネジを緩めます。
蓋から取れない形になっているので、ネジを最後まで緩めたら蓋を外します。
まずはHDDを取り外します。
HDD異常で電源が入らないこともありますが、HDDを取り外しても電源は入りません。
診断ツールにかけても、問題なく正常です。
しかしウイルス検査を行ったところマルウェアが発見されました。
1つだけとはいえ侮れません。
ボタン電池を外し、放電を試みます。
電源が入らない状態ではメモリーのチェックテストができないため、検証のパソコンにメモリーを差してチェックテストを行います。
ボタン電池は翌日まで外したままにしましたが、つけなおしても電源は入らないままでした。
分解:基板確認
基板にどこまで電源が伝わっているかの確認のために、更に分解を進めます。
ネジを外し、光学ドライブを外してからパネルを取っていきます。
ツメで留められているので、慎重に外していきます。
電圧をチェッカーで測っていくと電源ジャックは正常で、基板異常であることがわかりました。
見積・データ救出
マルウェア感染も含めて見積をお伝えしたところ、今回はデータ救出のみご依頼いただきました。
HDDは正常なため問題なくデータ救出は完了し、持ち込みいただいた外付けHDDにデータをコピーしてお返しです。
急に電源が入らなくなったり、OSが正常に起動しなくなってしまうことはよくあります。
データのバックアップはこまめに行ってくださいね。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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