Windows Server 2008 及び 2008 R2 のサポート終了

墨田区からお越しのお客様より、「Windowsserver2008R2サポート終了についての」ご相談をいただきました。

導入から8年経過し、新たなサーバーを購入すると100万以上の出費となってしまうので、どうにか活用することはできないかとの事で・・・早速、ヒアリングです。

【用途】

・ウイルス対策サーバー（IIS、ApacheHTTP Server）

・ファイルサーバー（現在の使用容量は300GB）

・データベースサーバー（Microsoft SQL 2008 R2）

【不満な点】

・アクセスの反応が悪い

とのことであまり贅沢な事はおっしゃらないので、8年稼働しているので使い続けるリスクをお話しつつ、余裕が出来たらお買い換えをおすすめしました。

【作業の流れ】

1. テスト環境（Windowsserver2016評価版）を作成
2. ご利用のソフトの動作テスト
3. 入替の日程調整
4. 納品及び稼働テスト
5. バックアップ状況の確認

テスト環境にて問題がないことが確認でき、費用の問題もあり、延命ベースとなりました。

作業はサーバーが止まってしまうと仕事が止まってしまいますので、入替は土日祝の3連休にて行う事になりました。

『HP ProLiant ML110 G6』の性能確認

当時、5年の保守付で200万近くかかったとのことで

• CPU（Xeon X3430）及びメモリ（32GB）に関しては性能は十分！
• LANもGbit対応が2本あるのでチーミングしてあげればよいとして
• HDDはRAIDボードも入っており、容量は500GB×4本をRAID5+スペアにて運用されているので実容量1TB

確かに性能は十分できちんと構成されています。

残念なのはホットスワップがついていない位ですね

 

分解清掃

HDDの状況確認すると

73950時間の稼働！単純に計算しても1年24時間稼働で8760時間ですから約8年半稼働している計算になります

電源投入回数57回は納得です

ずいぶん頑張ってくれました。

続きまして、8年分の汚れを落としてあげましょう

CPUも取り外し固まったグリスを落として綺麗になりました。

綺麗になった所で、今回のスペシャルな交換部品達は

【交換部品】

・1TB SSDｘ4本（RAID1+0）

・4TB HDD（ホットスワップ対応）

・UPS（サーバーのみなので小さい容量に変更）

・Windows Server 2016 Standard

速度アップの為、HDDはSSDにしてしまいます。

バックアップ用にホットスワップ対応の4TBHDDを追加！

HDDは高いけど安心の『WD Gold』を選定

折角SSDにしたのでバックアップの時間も短くなるようにUSBやLAN経由でのバックアップからSata方式へ変更

もちろん、ホットスワップ対応

完成

納入後、バックアップがきちんと取れているか確認にお伺いした際、社員さまよりサーバー反応がとても遅くイライラしていたそうですが改善され、お喜びでした。

サーバーの入替には費用も労力もかかりますが、今回の様に単純にセキュリティと利便性向上のための場合もあれば保守契約切れに伴う場合もございます。

パソコンだけでなく、サーバーや社内ＬＡＮなどパソコンに関することはお気軽にご相談下さい。

更新：2019年12月4日
公開：2019年10月3日