浜松市浜北区のお客様より、MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014) をお預かりし、修理致しました。
■ MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)故障状況
・バッテリー交換エラーが表示されるようになりました。
・バッテリー駆動時間が著しく短くなってしまいました。
■ MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014) 修理内容
バッテリー以外のパーツに問題がないか、Macの詳細診断を実施した後、バッテリー交換作業に入りました。
本体を分解して行きましょう。
かなりホコリが詰まっている状況です。分解作業を行う際には、必ずこのようなホコリは除去、クリーニングいたしますのでご安心下さい。
バッテリーを外す前準備として、ロジックボードを含む殆どのパーツを取り外す必要があります。
バッテリーは強力な両面テープで張り付いています。
リムーバーとなる液体を注入して、過度な力を加えずスムーズに剥がせるようにしていきます。
古いバッテリーを取り外しました。
新品のバッテリーを装着します。この写真はクリーニング作業後のものですので、かなり綺麗になっているのが確認できますね。
■ MacBook Pro バッテリー充放電回数に限度がある?寿命の判断は?
Macbook Proに限らず、ノートパソコンの内部バッテリーは寿命があります。
Appleではノートブックタイプの内部バッテリー寿命目安を公開していますので、ご参考までにURLを紹介いたします。
→ Mac ノートブックのバッテリーの充放電回数を調べる(Apple)
上記記事内容によりますと、Macbook Pro Mid 2014 15インチの最大充放電回数は1000回。
今回のお客様のMacbook Proの充放電回数は、作業前に確認したところ、985回でした。Apple公称値の通り、最大充放電回数に近い数値でした。
※ 充放電回数の確認方法
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充放電回数など、Mac ノートブックのバッテリー情報は、以下の手順で確認できます。
1.「option」キーを押しながら Apple (画面左上のリンゴマーク) メニューをクリックします。「システム情報」を選択します。
2.システム情報ウインドウの「ハードウェア」セクションで、「電源」を選択します。「バッテリー情報」セクションに現在の充放電回数が表示されています。
バッテリー交換後、充放電を2回テストしましたので、作業後はこのように表示されています。
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バッテリー膨張など、目に見えて分かるバッテリー故障もありますが、外見では分からない「バッテリーの持ちが異常に短い」という症状の場合は充放電回数が目安の一つとなります。
MacBook Pro 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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