愛知県岩倉市のお客様よりのご依頼で、一体型PCの液晶割れの修理をいたしました。
購入後早い時期に倒して割れてしまい、そのまま2年半ほど放置されていたといいます。
左側が大きく割れていて縦に白いラインも入っています。
液晶交換とWindowsの更新
液晶は割れていますがWindows10は正常に起動します。HDDは使用時間も短くて正常です。
基本的には液晶交換のみで修理はできますが、2年半前の状態のままパソコンを使用するのはお勧めできません。
Windows10のバージョンがv1803以前となるので、すでにサポートが終了してしまっています。
Windows10のバージョン更新が必要となります。
今回の修理は液晶パネルの交換と、Windows10の更新+ドライバーなどの更新調整をおこなうことになります。
液晶パネルの取り外し・交換
分解には最初に裏側のねじを外します。上側4個と下側4個に、左右一つずつのねじを取ると裏蓋は取り外せます。
足は左右3個ずつのネジを取れば外せます。
その後、プラスチックの枠にあるねじを取ります。上が4個で下は3個です。
これで液晶パネルは外せるようになりますが、ケーブルが2本ありますので取り外さないといけません。
液晶パネルは海外からの取り寄せとなりました。1週間ほどで入荷しましたので、逆手順で組み立てます。
Windows10のアップデート
Windows10のバージョンが古いので、安全に使えるように最新バージョンに更新をします。
Windowsを起動させた状態で、最新バージョンのインストールディスクを起動させて更新をおこないます。
更新が終わった後、富士通のサイトからダウンロードしたドライバーやソフトのアップデートファイルを適用します。不具合の解消が出来ます。
その後に、追加のWindows Updateを当てれば完了です。最後に各種チェックをしてご返却をさせていただきました。
この機種前後に発売された富士通の一体型パソコンは、倒して割れる事故が多いです。
当店でも過去ににも液晶交換をしています。足の形状により前方に倒れやすい傾向があるようです。お客様にもご注意をいただくようお願いをしました。
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