こんにちは。パソコンドック24 大阪・扇町店 です。
八尾市からお越しのお客様からお預かりした、
Mouseのノートパソコン (MB-F55RN1-S2)の筐体破損の修理事例を紹介します。
お客様からは、いつの間にか裏側のねじが外れていて、パソコンを開けたらガタガタするようになった。自分でねじを締めてある程度はマシになったけど、さらにひどくなってしまった。とのことでした。
窓口で状態を確認してみたところ、確かに開けたらガタガタになっていました。個所としては下の赤丸の部分が影響しているようです。(裏返して右上の部分ですね)
おそらく内部でひどい割れ方をしているのでしょうね。
早速お預かりして、詳しく状態を確認していきます。
裏蓋を開けた状態です。赤矢印の個所が根元から割れてます。
お客様がねじを締めてたのは一番右側の部分で、最初は真ん中と左側はなんとかなっていたのでしょう。
そのうち、正常に絞められていなかったために、真ん中と左側も根元から割れたのではないかなと。
ここまでボロボロになってると、かなり厳しいのですが、なんとか補修していきます。
作戦としては、ねじを締めるボスが割れているので、ねじとナットを利用して、筐体を挟み込もうと思います。
ただ、この作戦は穴をあけてねじを貫通させるので、見栄えがどうしても悪くなってしまいます。
この時点で、お客様にご相談して、穴をあける許可をいただき作業していきます。
まずは貫通させるための穴をドリルで開けます。
ねじとナットを挟み込もうとするもののここで、問題が発生します。
ボスの台座が割れていて、このまま挟み込んでしまうと二次災害(更なる割れ)が発生する可能性がありました!
台座を直接補修は難しいので、ゴム板を細かく切断して、台座替わりになるように設置していきます。
この状態で、ねじを通してナット締めしていき、すべて組み上げたあとに、裏蓋を閉じてここでもナット絞めします。
表面の見栄えはこんな感じです。
これでがっちり固定できたので、無理は禁物ですがかなり長持ちしてくれるでしょう。
あまりにも状態が酷かったり、手を加えるスペースがなかったりすると、この補修もできいこともあります。
今回は砕けてる個所が複数ありましたので、なかなか手こずりましたが、なんとか形になってくれてよかったです。
外装だけ見てみても中の構造が見えなかったり、補修が可能であるかどうかの判断は一般的に難しいと思います。
筐体がガタガタになって今にも割れそう、もしくは既に割れてしまっている等々、
筐体破損にお困りのお客様は多いと思いますので、まずはパソコンドック24までご相談いただければと思います。
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