こんにちは。パソコンドック24 新宿店 です。
東京都文京区からお持ち込みされた、iMac 21.5inch 2019年モデル
メモリー増設とSSD換装を行いました。
アプリ等の起動や動作が遅いのでメモリーを16GBへ増設して欲しいとのご要望でした。
OS起動時にもモタつきがあり、アプリを起動させると立ち上がりに時間がかかります。
今回の機種は、ハードディスク単体で動作しているモデルですが、いくらハードディスク とは言え2019年モデルでは考えられない遅さです。
この状態ですと、メモリー増設するだけでは動作の改善は見込めません。
では、遅い原因は何なのか?
2019年モデルという事と動作の重さ、この二つから出た考えは、恐らくバックアップデータの使い回しではないかと考えました、
お客様にヒアリングしてみると、やはり以前使用していたMacからバックアップデータを戻していたとの事でした。
バックアップデータに不具合がある場合や、ゴミなどが溜まって動作が遅くなっていたデータは、そのまま不具合も戻ってきてしまうので、動作が遅くなることもあります。
今回は、OSの状態もそこまで酷い状態ではありませんでしたので、SSDに交換する事をご提案させて頂き、ご了承を得ましたのでメモリー増設とSSD換装をします。
始めに液晶パネルとリアハウジングを固定している、VHB粘着シートを剥がし液晶パネルを取り外します。
2017年モデルと比べると、2019年モデルは細部が微妙に変更されています。
メモリーはロジックボードの裏側に設置されていますので、ロジックボードの取り外しにかかりますが、先にチンストラップを取り外さなければなりません。
チンストラップを取り外さないで、ロジックボードや電源ユニットを取り外そうとすると、コンポーネントを破損させる可能性があります。
21.5inchは、5本のスクリューでチンストラップが固定されていますので、5本のスクリューを取り外します。
↓取り外したチンストラップです。
チンストラップを取り外したら、電源ユニット、H D Dマウンタ、ロジックボードを取り外します。
コンポーネントを取り外しました。
ロジックボードを取り外しましたので、メモリーを交換しますが、2019年モデルはメモリスロットにカウリングが取り付けられています。
カウリングを外しメモリーを取り付けます。
カウリングは再利用するので、無くさないようにします。
メモリーを取り付けた後は、カウリングも再度取り付け直します。
ロジックボード、電源ユニット、S-ATAマウンタを元に戻し、ハードディスクをSSDへ交換します。
交換後、OSのインストールを行い動作確認します。
8GB(4GBx2)だったメモリーは、16GB(8GBx2)になり、正常に認識しています。
アップデートして最新の状態になったら、お客様のデータを移行し液晶パネルを取り付けて作業終了です。
SSDにすると動作の重いOSでも軽快に動くようになります。
パソコンドック 24では、お客様のご要望にお応えするのは当然ですが、何がお客様の為になるのか最善の方法を考え、ご提案させて頂くよう心掛けております。
iMac 動作が遅い・固まる(修理に関する参考費用はこちら)
更新:
公開: