こんにちは、パソコンドック24大垣店です。
今回の修理事例は揖斐郡池田町のお客様より、富士通のノートパソコン「FMVA53SB AH53/S」をお預かりしました。
御覧のように上半身と下半身が分離してしまっています。
ヒンジ部分の破損は下半身側が多いですが、今回破損していたのは上半身側でした。
ヒンジ部分の固定は、あまりにもひどい場合はボルトを通して固定しますが、今回はリペア材を使用し補修します。
まずは分解します。
下部からヒンジ部分を外し、上部も分解します。
ねじ受けの部分にリペア材を流しねじ受けを取り付けます。
そのまま取り付けてしまってはねじ穴が埋まってしまうのでねじをつけた状態で取付けます。
ヒンジ部分に負荷がかかるためヒンジの硬さを調整します。
ヒンジのナットをレンチで少しだけ緩めます。
無線LANのアンテナ線も切れてしまっていますので補修しました。
ねじ受けが固まったらヒンジを取り付けます。
ねじ受けがない部分はリペア材で埋め固定しました。
ヒンジ部のカバーも壊れてしまっていますのでこちらもリペア材を使用し補修です。
この部分は負荷がかかることはないので角度だけ注意して固定です。
すべての補修が終わりリペア材が硬化したら組み立ててヒンジの硬さを確認し問題がなければ完了です。
ヒンジ上部のリペア材での補修は強度の問題から不可能な場合もあります。
その場合は筐体に穴をあけボルトとナットで固定することとなります。
ヒンジ部は液晶パネルやカメラ用のケーブルが通してあります。
破損したまま開閉を行ってしまうとケーブルが断線したりショートする可能性もありますので早めの対策をしてください。
ヒンジ部の修理やそのほかパソコンのことでお困りでしたらお近くのパソコンドック24までお気軽にお問い合わせください。
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