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フォーマットをしてしまったHDDからのデータ復旧 日進市の修理事例

カテゴリー :データ復旧・救出

こんにちは、名古屋名東店の久保井です。

全国的にもジメジメとした気候が続いている昨今。名古屋も例外なく湿気が多いです。
店内にはお預かりをしているパソコンもありますので、ほぼ24時間除湿をかけています。

【飲み物をこぼす】などの水没もありますが、空気中の過度の湿気による腐食なども考えられますので、特に気温の差があり結露などが起こりやすい環境では、しばらくその環境に慣らしてから、使用するのがよろしいかと思います。

今回お預かりしたのは、ポータブルタイプの外付けハードディスク(HDD)です。
前日から急に認識しなくなったので、見てほしいとの依頼です。

外付けHDDで正常認識しない場合は
① 中身のHDDにエラーが生じている
② ケースに不具合が生じてる
の、ほぼどちらかです。

お預かりをして点検用パソコンにつないでみます。
自動再生が進まず、つないでも中身が出てきません。
しかし、HDDを簡易検査してみると、認識もしていますしエラーもありません。

USBの安全な取り外しにも出てきます。

つまり、【認識はしているが中身が見れない】のが今回の現象になります。
パーテーション構成を見てみますと

【未割り当て】となっています。

これはHDDが初期化されている時に表示されるメッセージです。

お客様に詳しく当時の状況を思い出していただくと、
SDカードをフォーマット(初期化)しようとして無料の専用ソフトを使ったときに、つながっていた今回のHDDも初期化してしまった可能性がある
ということがわかりました。

基本削除したデータは読み取れないですが、HDD次第では復旧も可能です。
HDDにエラーがありませんので、HDDの中身をサルベージしてデータの復旧を試みてみます。

半日ほどかけてフォルダ構成や各データが出てきました。

しかし、これが全部かどうか、お客様が必要とされているデータがあるかどうかはまだ分かりません。
再度ご来店いただき、中身の確認をしていただきました。

幸いにも欲しいデータがそろっているということなので、今回お持ちいただいた空になったHDDにお戻ししました。

すぐにバックアップを取ることをご説明し、無事に納品となりました。

さて、なぜ今回このような事態になったのかを考察してみました。

まず、第一に 大事なデータを1か所だけに置いておく危険性です。
今回のような不慮の出来事にも見舞われるときもありますし、そもそもHDDには寿命が存在します。つまり【いつか壊れる】ということです。
そのためデータの確保は2か所以上必要というのが原則になります。
パソコンと外付けHDDや、外付けHDDを二つ使用、クラウドやUSBメモリーを使用する、など、複数確保しておくことが大切です。
実際、この作業は面倒です。しかし不慮の出来事の場合はもっと面倒ですし高額になりかねません。
「近いうちにバックアップしよう」「明日バックアップ取ろう」ではなく、「今でしょ!」(←古いですねw)ということになります。

第二に 被害を最小限に留めること。
今回お持ちいただいた状況は、外付けHDDが認識しなくなった以降は一切触らずに、翌日にお持ちいただいています。
データをとれたのは上記の所作が功を奏したところがありました。
おかしくなったからといって自分で何とかできれば良いのですが、逆に被害を拡大させてしまう可能性も少なくありません。
出来れば、起こったときの状況そのままの状態と、そして、なるべく早期に診断を受けるのが望ましいです。

すべての問題が解決できるとは言えませんが、お困りの際はお気軽にパソコンドック24までご相談ください。

データ復旧


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