NEC LL750/H「Checking file system」データ救出

名古屋・庄内緑地公園店の修理事例

名古屋市西区よりお越しのお客様からのご相談です。
「電源を入れると英語がずらっと表示され、Windowsが起動しない」ということで、店頭で確認してみるとチェックディスクが走ろうとする画面が出ました。
チェックディスクのスキップを行ってもWindowsは起動されません。

NEC LL750/H PC-LL750HS6R Windowsが起動しない

この画面でしばらく待ってみたものの、一向にWindowsは起動されなかったとのことです。
サポート切れOSのWindows7であること、もう一台パソコンがあることを踏まえ、今回は内部のデータを取り出すのみで修理は行わないことになりました。
お預かりしてHDDの取り出しを行います。

分解：HDD

バッテリーを外し、左下にある蓋のネジを2個取ります。

HDDの取り出しが容易なタイプの型ですね。
蓋の裏側にある出っ張りでHDDが動かないようになっているため、HDD自体はネジでの固定はされていません。
左にずらすとSATA端子から外れます。

HDDステータス：注意

使用時間は7000時間強です。
代替処理保留中が232か所ほどあり、これが原因でWindowsの起動ができなかったようです。
この数値が1しかなくても、ステータスとしては「注意」と表示されます。
その1か所がWindowsの重要なファイルにかかっていると、それだけでWindowsが起動しないこともあります。

今回はまだは軽症でしたので、早速データ保全にかかります。

データ復旧

HDDにエラーはあったもののデータは問題なく救出することができました。
97GBほどのデータを取り出し、それらを当店でご購入いただいた1TBの外付けHDDに移した上で返却です。
データ救出をご利用のお客様には、お返し後に必ず複製コピーを取っていただくようお願いしております。
せっかく救出したデータも、1か所にしか保存されていないといずれまた故障などで見ることができなくなってしまいます。
そうならないためにも、大切なデータは2か所に保存しておくよう心がけましょう。