こんにちは。パソコンドック24京都・四条店です。
京都府相楽郡精華町からお越しいただきましたお客様の案件です。
使用頻度の少ないパソコンが、1か月前から電源が入らなくなったとのことでお持ち込みいただきました。東芝のT554/56LW、Windos8のノートパソコンです。
通電不良の場合、ACアダプタやバッテリー、マザーボードと原因は多岐にわたります。
まずは本体を分解して、内蔵されているバッテリーを外します。
底板を外すとタッチパッドの裏にありました。
コネクタを外しACアダプタのみで起動を試みましたが通電しません、バッテリーではないようです。
次にマザーボードの設定を保存しているRTCまたはCMOSバッテリーと呼ばれるものです。
これを外すと、現在のマザーボードの設定と、溜まっている電気も放電されます。
外してしばらく待ちます。
再び装着し電源を入れると、通電しました。
するとRTCバッテリーが消耗しているとのメッセージが出ました。
RTCバッテリーが消耗すると、日付や時間が製造時に戻ったりドライブ類の起動設定が変わってOSの起動不具合につながりますので新品に交換します。
RTCバッテリーは約5年ほどもつと言われていますが、中には早く消耗・劣化してしまうものがあります。
今回の件は長期間パソコンを使用していなかったため、待機電源を保持したままRTCバッテリーが消耗し流れるはずの電気を止めてしまっていたようです。
時間が戻っていたり、起動後BIOS画面が表示されるなどの症状はRTCバッテリーが消耗している可能性があります。
パソコンの起動トラブルが発生した場合、ぜひパソコンドック24京都・四条店にご相談ください。
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