こんにちは 名古屋名東店の久保井です。
なんとなく暖かい日が続いるのですが、気が付けば紅葉も無くなり少しずつ冬に近づいているここ名古屋です。
さて、この度パソコンの容量が少なくなった解決事例を紹介します。
まずはこの写真
Windowsはハードディスクの容量が減ってきて、残り僅かになると青色(下)だったラインが赤く(上)なります。
このままでは保存できる容量も限られてきますし、ラインが赤くなると通常の動作も鈍くなり限界までくるとWindowsの起動すらできなくなります。
ここ数年のパソコンにはSSDが搭載されていてHDDほど容量がないパソコンが多く出回っています。
つまり、SSDによって速度は抜群に速くなるのですが容量が犠牲になっているわけです。
気を付けて使っていても数年で容量がなくなってしまいます。
先日店頭に来られた方も買って1年未満でラインが真っ赤になるという症状の方もおられました。
原因はiPhoneのバックアップでした。
元々容量の少ないSSDにマメにバックアップを取っており全容量の4分の3を使っていました。
では、容量が少なくなってきたらどうしたらいいか?
『データを消す』も正解なのですが今回は、SSDの容量を増やす方法で解決しました。
容量の少ないSSDを大きな容量のSSDにデータを移して今まで通り使う方法です。
メリット
今までの状態で単純に容量を増やすことが出来る。
元々ついていたSSD(ストレージ)を別の形で再利用できる
SSD(ストレージ)が新しくなり寿命も延びる
デメリット
元々入っていた不具合等は解決できない
元々のSSD(ストレージ)にエラーがある場合は出来ない
といったところでしょうか。
もちろん動作が遅いHDDをSSDにコピーを取ることも可能です。
長くなりましたが早速取り掛かります。
今回は8年前に購入した240GBのSSDが入ったデスクトップパソコンでの紹介です。
まず240GBのSSDを取り出しエラーがないかチェックします。
エラーは無いようです。
この240GBSSDを1TBのSSDに移し替えます。
当店では特殊な専用機械を使って移し替えを行っています。
今回は5億個ほどのセクターをまるっとコピーすることになります。
そして、出来上がったのがこちら
まぁ、中身の話なので見た目は変わりません。
このパソコン専用のSSD装着器具に装着します。
ではお客様のパソコンに装着して起動できるか確かめてみます。
うむ、問題ないようです。
気になる容量は・・・
はい、変わっていません
しかし、これでいいのです。
クローンを取ったのは240GB分ですので残りの約700GBは認識できない空白となっているわけです。
詳しく見ると
一番右の領域が増えた領域です。
これをフォーマットして認識させるとパソコンで表示されます。
しかし、このままですとWindows(C)と別の約700GBの領域となってしまします。
ですので、この未割り当ての領域を移動させ・・
Windows(C)の隣に移動させ、Windows(C)の領域を拡大していきます。
するとどうでしょう、Windows(C)の領域が増えました。
これで作業は完了です。
Windowsではちゃんと表示されているか確認してみます。
ちゃんとCドライブの領域が増えています。
これで、またたくさんデータを保存しても大丈夫、安心して使っていただけると思います。
バックアップを忘れないように伝えてご返却です。
容量が少なったパソコンの対処の一例でしたが、他にも方法はあります。
ラインが赤くなったなど、容量が少なくなってお困りの方はお近くのパソコンドックまでお気軽にご相談ください。最適な方法がご提案できればと思っています。
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