こんにちは。パソコンドック24 渋谷店です。
Macbook Airが通電しなくなったとの事でお持ち込みがありました。
修理自体はI/Oボードと呼ばれる、Magsafeアダプタ端子の付いている基板が壊れ、通電できなくなった状況です。
もちろんすぐさま交換し、マシンはお引き取りいただいたのですが、一緒に壊れた!とお持ち込みいただいたMagsafeアダプタが非純正品の物でした。
壊れた原因はこちらのアダプタでしょうとご説明したところ、壊れているからそのままアダプタを廃棄してほしいとお願いされ……
せっかくですし、当店の壊れた純正アダプタと内部比較してみましょうかと。
というわけで並べてみました。
Appleのリンゴマーク付きが純正品ですね。
ワット数が違うもののため大きさが若干違いますが、内部構造が大きく変わることはないはずです。
さあ、パパッと分解し、中身を見てみましょう。
分解してみますと、この時点で大きく中身が違いますね。
純正品はシールドに守られているのに対し、非純正は丸裸です。
ちなみにですが、分解に関しても、非純正はパカッとすぐに開けられたのですが、純正はしっかりとパーツが接着されており、開けるのに非常に手間がかかりました。
こんなところにも違いがあるんですね。
持ち歩く可能性を考えると、しっかりと接着されている方が安心できるなあ。
さて、純正のシールドを剥がして基板そのものを見てみました。
非純正は構成パーツが本当に少ないですね……
純正品には制御基板なども搭載されていますが、非純正にはそういったパーツは一切ありません。
純正品と比べ、軽い軽いと思いましたけど中を見れば納得です。
セーフティなどをいろいろすっ飛ばしているんでしょうね。
そりゃ、充電はできるんでしょうけど……
強い電流を流してパソコンを壊してしまう可能性があります。
ちなみにですが、非純正をあけたところ、コイルが触れる個所に焼け焦げたような跡がありました。
もちろん、毎日使うものですから、安価で手軽にご用意できる非純正品は魅力的です。
ですが、Appleも非純正アダプタの使用に関して、もちろん保証しておらず……
リスクがあること前提での使用を理解した上で使わないといけませんね。
もちろん、使用していて何かトラブルありましたら、パソコンドック24にご相談ください。
どのような事でも、お力添えいたします。
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