こんにちは 名古屋名東店の久保井です。
暖かい日が来たと思ったら真冬日に戻ってしまう。
まさに三寒四温、そんな名古屋です。
この前お正月だと思ったらもう3月です。時がたつのは早いものですねぇ。
さてこの度お預かりをしたパソコンは少々古いモデルですが、親から譲ってもらったものなので直せるなら直したいとお持ち込みいただきました。
電源ボタンを押すと電源ランプは点灯しています。
ロゴマークも出ています。しかし画面が真っ暗になって一向にWindowsが起動する様子がありません。
こういった場合色々な原因が考えられますので、実際に実機を見てみないと判断がつきません。
発売から時間が経っていますのでハードディスク(HDD)のトラブルが真っ先に思い浮かびます。
『eMachines』
あまり聞きなれないパソコン名ですが過去はGatewayやAcerの子会社にあたるブランドした。今は販売していないようですね。
Windows7が入っているモデルですので2010年前後のモデルになります。
にしてはきれいな個体です。大事に使ってきたのがよくわかります。
Windows7は現在は通常使いではお勧めしていませんがWindows10にアップグレードして使用しているとのこと。
早速分解して診断してみましょう。
メーカーによっては個人で分解したのがわかるように封印シールを貼ってあるパソコンもあります。
このシールが開封されているとメーカーの保証はなくなりますので気を付けなければいけません。このシール、細かく分断されて開封されますので、どんなに気を使って開封しようとも元通りにはなりません。
しかし、このパソコンは既に開封された後でした。
何か改造を施したのかもしれません。
裏蓋をあけてみます。
通常この時代のモデルはハードディスクが入っているのですが、今流行りのSSDが装着されています。
譲り受ける前に交換されていたようです。
SSDのデータ保全とチェックをしつつ、同時に本体のチェックもしていきます。
まずはメモリーのチェックをしていきます。
しばらくチェックしているとエラーが続出です。
これはいけません。
この2枚のメモリーにエラーが出ているようです。
多分どちらか1枚だけだと思いますので1枚を外してチェックをしていきます。
上側のメモリを取ってチェックするとエラーが出ません。
取り外したこの1枚にエラーがあったみたいです。
そんなチェックをしているとSSDのチェックとデータの保全が完了しました。
SSDは問題ないようですね。
今回の原因は1枚のメモリーのエラーだけのようです。
・・・あれ・・?
ここであることに気づきました。
取り外したメモリーを見てみると8GBとなっています。
刺さっている下部のメモリーも見てみると8GBのメモリーで、合計16GB のメモリーが装着されていることになりますがメモリーのチェックで1枚では4GB、つまり2枚で8GBと表示されています。
この機種をよく調べてみると1枚の最大認識容量はどうやら4GBのようです。
おそらくメモリーの増設も自身で行ったようですが残念ながらフルで使えていなかったようです。
お客様に確認を取ってみると元々駆動していた容量をご希望されていましたので2枚とも交換して
4GB×2の8GBで修理することとなりました。
新品メモリを装着して整合性に問題ないことをチェックしWindowsの起動を確認できたのでこれにて作業は完了です。
SSDがトラブルを起こすと中のデータの取り出しの可能性はかなり低かったでしょう。
今回は比較的軽い修理で済んでよかったです。
データのバックアップをお願いしご返却です。
思い出のあるパソコンのようですので、少しでも長く使っていただければと思います。
パソコンでお困りの際はお近くのパソコンドック24 にお気軽にご相談ください。
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