今回は店頭にてその場で対応させていただいた案件になります。
まず電話で「Webページを見ていたらウイルス感染のウィンドウが表示され、消すことができない」とお問い合わせいただきました。
当店でもたびたびお問い合わせいただく内容です。
インターネット閲覧時に不安を煽るウィンドウと音声
今回は音声が出ていることはありませんでしたが、以前お持ち込みいただいた中に大音量の音声で「ウイルスに感染しています」「すぐに処置をしないとお客様の個人情報が流出します」などといった内容が流れる症状もありました。
お持ち込みいただいたパソコンの画面を拝見すると、Trojanウイルス(トロイの木馬)に感染していると出ていますね。
ですがよくよく読んでみると、Windowsマークが使用されているもののなんだか日本語がおかしいです。
もちろん表面上そう見えているだけで実際にはウイルスやマルウェア感染などをしていないことがほとんどなので、対処方法を記事にします。
タスクマネージャーを開く
キーボードによってキーの配置は違いますが、大抵のキーボードには
・左下に「Ctrl」(Control)
・その上に「Shift」
・左上に「Esc」(Escape)
が存在します。
この三つのキーを同時に押します。
(同時とは言いますが、Ctrlから順番に押しっぱなしにしていっても問題ありません)
すると、以下の画面が出現します。
タスクマネージャーは現在稼働しているソフトウェアの確認ができるウィンドウです。
画像では「Microsoft Edge」だけですが、他にExcelやゲームなどが起動していればそれらも表示されるはずです。
タスクの終了をする
今回は「Microsoft Edge」をクリックします。
使用しているブラウザソフトウェア(FirefoxやChromeなど)によってクリックするソフトウェア名を置き換えてください。
すると、グレーアウトしていた「タスクの終了(E)」がクリックできるようになります。
これをクリックすると強制的にソフトウェアが終了されるため、表示されていた画像や流れていた音声が消えます。
もう一度ブラウザソフトウェアを立ち上げてみてください。
恐らく画像のように設定してるトップページが立ち上がると思われます。
不安を煽るものが表示されたページを開くとまた同じ事が起こる可能性が高いため、今後はそのページにはアクセスしないようにしましょう。
ウイルスチェック
ウイルス対策ソフトウェアがインストールされていれば定期的に簡易検査を行ってくれるはずですが、表面上のファイルのみをチェックするため完全ではありません。
上記の対処方法だけでは不安な方は、ウイルスのフルスキャンを行いましょう。
エクスプローラーを開く
「ローカルディスク(C:)」や「Dドライブ」などが表示されるウィンドウを開きます。
WindowsマークのついたCドライブがWindows OSがインストールされているドライブです。
こちらを一度クリックし、選択します。
ウイルススキャンを行う
選択したCドライブの上で右クリックをすると、ウイルス対策ソフトウェアがインストールされていれば「スキャン」「検査する」「ウイルスチェックをする」などといったメニューがあります。
こちらをクリックして、ドライブの全体スキャンを行ってみましょう。
※ファイル数などによっては半日ほど時間を要する可能性があります。時間に余裕のあるときに行ってください。
トロイの木馬などの悪質なウイルスに感染していれば、削除や危険通知の表示などがされるはずです。
インターネット閲覧時にものの数秒で使用しているパソコンの状況がわかることはありません。
そのため、「ウイルス感染したかも」「個人情報が流出してしまう」という不安をユーザー様に持たせ、電話やメールで連絡をさせようという魂胆です。
連絡をした時点で電話番号やメールアドレスが相手に伝わり、更に不安を煽った上で「お金を払えば解決します」と謳うというわけです。
「操作方法がわからず消すことができない」「変なところを触ってしまいそうで怖い」など不安があればパソコンドック24へお越しください。
今回は店頭のみでの対応ですが、お預かりして詳細診断を行うことも可能です。
名古屋・庄内緑地公園店オフィシャルサイト
名古屋・庄内緑地公園店オフィシャルサイトでもブログを公開中です。
ぜひご覧ください。
PC修理 ウイルス感染対策のご要望は?(修理に関する参考費用はこちら)
更新:
公開: