Windows Updateのあと「インストールの修復を試みています」と表示され再起動を繰り返すPanasonic Let’s Note CF-SX4を、名古屋市西区のお客様よりお預かりしました。
基本的にはWindows Updateが直接原因なのですが、Updateで障害を起こす場合はほかに原因があることも多いですね。
今回はSSDの不調でした。
SSD取り出し・検査
診断をするためにSSDを取り出します。
SSDの取り出し口はバッテリーを外した部分にあります。
この部分の金属蓋を外すとSSDが見えますので、引き出します。
240GのSSDが使われていました。
SMARTの検査をおこなっておきましょう。
結果は96%で正常ですが、SSDはSMART検査だけで安心はできません。
SSDの読み出しテスト
SSDが正常に読み出しできるかどうかの全域テストをおこなってみます。
前半部分での読み出しがほぼ止まるのを繰り返していました。
また、別のテストではテストそのものが異常終了してしまいました。
SSDは交換するべきでしょう。
Windowsが32bit版
パソコン自体は中古で購入していて、購入時にWindows10になっていました。
メモリーも8G搭載ですが、Cドライブの中を確認するとOSが32bit版でした。
元のOSがWindows7の32bit版のようなので、それをそのままWindows10にアップデートしていたようですが、32bitのOSでは8Gのメモリーを認識できません。
32bitOSでは4G弱までしか使用できないので、今回の修理ではWindows10の64bit版をクリーンインストールすることにしました。
Let’s Note CF-SX4 Windows10クリーンインストール用ドライバー
SSDを交換してWindows10のクリーンインストールをおこないます。
Windows10は現行最新のv20H2をUSBインストーラーで入れていきます。
インストール自体は滞りなく終了しますので、続いてドライバーのインストールをおこないます。
PanasonicのLet’ NoteはCF-SX3以降がWindows10用ドライバーが公開されています。
SX-4もクリーンインストール用ドライバーが公開されていますので、必要なものをダウンロードします。
Panasonicのサイトでは機種名での検索ではなかなかクリーンインストール用ドライバーは見つけにくいのですが、こちらからダウンロードができます。
Let’s Note CF-SX4(CF-RZ4.MX4.SX4.NX4.LX4シリーズ)用Windows10クリーンインストールドライバー(Panasonic公式ページ)
「Windows 10 クリーンインストール手順書」があるので参考にしますが、実はダウンロードドライバーには「チップセットドライバー」がありません。
手順書にはあるのになぜ無いのか疑問ですが、こちらについてはWindows8.1用を別途ダウンロードしておきインストールをしましょう。
すべての機能が使用できるようにしてから各種のアップデートをおこないます。
SSDも新品になり調整も完璧で、快適な環境となりました。
各種の機能を確認してからご返却となりました。
Let’s not CF-SX3のWindows10クリーンインストール記事はこちらをご覧ください。
Panasonic CF-SX3 メモリー故障・OS破損 その2(名古屋・庄内緑地公園店オフィシャルブログ)
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Let’s note(レッツノート)修理
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