名古屋市北区よりお越しのお客様から、「CDを挿入しても読込されない」とご相談いただきました。
更に動作が重く、エクスプローラーやコントロールパネルがなかなか起動しません。
富士通 AH77/M FMVA77MB BD-REドライブ故障・動作が重い
2013年10月発売のモデルで、Windows8.1モデルです。
CPUはCore i7の第4世代、メモリーは8GB搭載されています。
店頭確認でもCDは認識されず、回転する音が聞こえるのみです。
分解:HDD・光学ドライブ
裏面下部の目隠しパネルを外します。
ネジを2個外し、パネルを下にずらします。
バッテリーロックを外し、抜き取ります。
20個のネジを外し、更にパネルを外します。
HDDと光学ドライブを取り外せるようになりました。
両方とも抜き取り、仮組みをしてメモリーのチェックテストを行います。
エラー検出はされませんでした。
HDDステータス:正常
2000時間ほどしか使用されておらず、特にエラーも検出されませんでした。
ウイルスチェックでもウイルスやマルウェアは検出されず、正常です。
起動し続けた状態で使用
元のHDDでも検証用HDDでも、動作の重さはあまり感じられませんでした。
店頭確認時は確かに遅かったため、詳しくお話を伺うと、あまりシャットダウンをせずに利用されていたとのことです。
Windows Updateもかなり前の状態で止まっており、キャッシュデータなどがたまっていたため遅くなっていたようですね。
BD-REドライブ故障
検証用の光学ドライブを差し込むと正常にディスクを読み込んだため、BD-REドライブの故障で間違いありません。
BD機能は必要ないため、DVD-RWドライブへの交換で対応することになりました。
またWindows8.1はあと1年半ほどでサポート終了することと、動作を改善できるならもっと速くしたいということで、SSD240GBへの換装とWindows10のクリーンインストールも同時に行うことになりました。
この機種は富士通のメーカーサイトでWindows10対応が謳われており、対応ソフトウェアの公開がされています。
DVD-RWドライブへ交換・SSD換装
ベゼルと金具を所持していた中古DVD-RWドライブへ付け替え、差し込みます。
HDDについていたマウンターをSSDに取り付け、元通りに組み戻します。
ただしバッテリーは消耗表示が出るとのことでしたので外したままで組み戻し、ACアダプターを接続した状態で使用することになりました。
Windows10クリーンインストール
Windows10のバージョン21H1をクリーンインストールし、調整を行っていきます。
HDDだった頃に比べ動作が速くなり、快適に利用できるようになりました。
更にDVD-RWの読書機能を確認します。
清掃・返却
タバコのヤニによる汚れが付着していたため、丁寧に清掃します。
各種機能を確認の上、返却時にメール送受信設定を行って終了です。
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