北名古屋市からお越しのお客様より、「PCを診断中→自動修復と画面が変わりWindowsが起動しない」とご相談いただきました。
会社で使用されているパソコンで、データ復旧のみ行うことになりました。
富士通 WD1/L FMVWLD1S7 自動修復を準備しています
2013年下旬に発売されたWindows7のモデルです。
Windows10にアップグレードの上お使いだったとのことで、仕事で利用している会計のデータが内部に残ったままとのことです。
このあと「自動修復ができませんでした」と表示され、Windowsが起動しません。
早速お預かりし、分解していきます。
分解:HDD
裏面の矢印が書かれたネジを2個外します。
ネジを外すことにより、前面方向へずらしてパネルを抜くことができます。
光学ドライブ横のネジを1個外し、扉を開くような形で光学ドライブを動かします。
光学ドライブの下にHDDがありました。
電源ケーブルとSATAケーブルを抜き取り、ネジを1個外します。
前面方向へマウンターをずらすとHDDを取り外すことができます。
320GBのHDDが搭載されていました。
HDDステータス:正常
自動修復が発生するのは
1. HDD故障
2. ウイルスなどのソフトウェアトラブルによるOS破損
このどちらかである可能性が高いですが、使用時間は1万時間を超えているもののHDDステータスは正常でした。
Windows7や8から10へ直接アップグレードすると内部不整合によりOS破損することがままあります。
ウイルス等は検出されなかったため、起動領域破損であろうということがわかりました。
データ救出
早速データの保全にかかります。
はっきりとした会計ソフトウェア名はわからなかったものの、これであろうというデータが無事見つかり救出することができました。
書類データなども含め930MBのデータが救出できたため、結果を連絡の上受付時にお預かりした外付けHDDに移行して返却です。
データの保全
データをお渡しする際に必ずお願いしているのが、「データの複製コピー」です。
「救出したデータを誤って削除してしまった」「データを保存している外付けHDDやUSBメモリーが認識しなくなった」「データを保存した媒体をなくしてしまった」
などなど、返却したあとにもお困りであるというご相談をいただくことがあります。
データは2箇所に同じものを保存するしか消えてしまった・読めなくなってしまったときの対処方法はありません。
大事なデータはすぐにでも別媒体へ複製コピーを取り、元データも削除しないようにしましょう。
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データ復旧
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