こんにちは。パソコンドック24 新大阪店 です。
大阪市淀川区よりお越しのお客様より、Panasonicのノートパソコン、Let’s Note CF-SX3をお預かりしました。
症状としては、
炭酸水をこぼしてしまって、電源が入らなくなったというものです。
新しくパソコンを買うには出費が大きいため、なんとか水没修理で直らないか?というご依頼でした。
水没の場合、基板上のどこに付着しているか?液体の種類は何か?などの様々な要因で、復帰できるかが変わるため、基本的に復帰のお約束は難しいことが多いです。
ただし、実際に手を加えてみないことには、復帰できるかはわからないため、まずはどこに付着して悪さをしているのか、洗浄してみて復帰してくれるのかをトライします。
まずはサクサクっと分解していきます。
お客様からはホイールパッド近辺に飲料水をこぼしたとの情報をいただいていますので、その近辺にダメージがあるか見ていきます。
基板の真ん中近辺がホイールパッドに該当する箇所で、ちょうどその周辺に腐食している痕跡を発見できました。(赤丸のエリア)
先ほどの写真の裏面です。似たような箇所で腐食している痕跡が見られますね。
すぐ真横の白いコネクタ(赤や黒のケーブルが出てる物体)が電源アダプタにつながってくるので、このあたりにダメージがあったのも電源が入らなくなった要因でしょうかね。
腐食している箇所を磨き上げて、早速通電してみます。
全く電源が入らなくなっておりましたが、無事電源が入って、BIOS画面もこの通り表示できるようになりました。
今回は運よく、腐食箇所を磨き上げるだけでここまで復帰できましたが、状況によってはキーボードも一緒に交換しないといけない、そもそも腐食してる範囲が広すぎて修復が難しいなど、さまざまな状況が起こりえます。
水没・洗浄修理をしてみて復帰できることが一番ではありますが、もし復帰できなかったとしても、データの救出が可能な場合が事例としてはたくさんございます。
万が一直らなくても、データを救出できる可能性が残されていますので、液体をこぼしてしまったら、まずはパソコンドック24新大阪店にご相談ください!
Let’s note(レッツノート)修理
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