Windows11の配信が始まりましたね。
検証用に保持しているノートパソコンがWindows11システム要件をクリアしていたので、クリーンインストールを行ってみました。
対応CPU
Windows11は自動配信もされますが、基本的にIntelの第8世代CPU(Core i 8000番シリーズファミリー)かAMD Ryzen第2世代CPU(Ryzen2000番-全てではありません- Zen+)以降のCPUにしか正式対応していません。
一部のCore i7 7000番シリーズも対応していますが、基本的には8000番以降となります。
AMDでも一部の例外があります。
それ以前のCPUのパソコンでもインストールはできるといわれていますが、Windows Updateができないようですので非対応と考えましょう。
Windows11インストールについて
Windows11は正式リリースされたばかりで各パソコンメーカーの対応はこれからです。
発表されたばかりのOSにトラブルはつきものですので、各パソコンメーカーやソフトウェアメーカーが対応を発表するまではインストールしない方がいいでしょう。
これより先はテストでWindows11インストールを行う検証記事となり、Windows11のインストール・アップグレードを推奨するものではありません。
このパソコンのスペック
【Lenovo Thinkpad L580】
CPU:Core i5-8250U(インテル第8世代CPU)
メモリー:8GB
OS:Windows10 Pro
2018年の初めに発売されたモデルです。
では早速Windows11ダウンロードページよりUSBインストールメディアを作成し、クリーンインストールを行ってみます。
Windows11のクリーンインストール
空のSSDを装着し、先程USBメモリーに作成したWindows11インストールメディアから起動します。
Windows11とは書かれていませんが、Windows10のセットアップ画面と変わりませんね。
操作を進めていきます。
驚くほどWindows10のインストール画面から変化がありません。
Windows11は本来Windows10の大型アップデートだったという話があるそうですが、やはり本当なのでしょうか。
インストールが終わり、再起動しました。
(ちなみにこの「準備しています」という文字がなかなか出現せず、少々焦りました)
アカウントセットアップ
Windows10ではインストールが終了しセットアップ画面になると「こんにちは、コルタナです」と(ものによってはとても大きな音量で)話し出しましたが、Windows11ではそれがありませんでした。
先程まではWindows10のインストール画面と大差ありませんでしたが、ここから先はかなり違いますね。
設定することは同じですが、UIがかなり変更されています。
パソコンドック24のリフレッシュパックではMicrosoft アカウントの使用は通常は行わず、ローカルアカウントで設定していきます。
Windows10ではインターネット接続設定画面でネット接続をしなければMicrosoft アカウントの設定は求められませんでしたが、Windows11のプレビュー版(所謂ベータ版)では強制的にMicrosoft アカウントでのセットアップ画面が出るそうです。
ローカルアカウントで設定するためのコマンドは存在するそうですが、さてどうでしょうか。
いつも通り、インターネットに接続せずセットアップを進めます。
どうやらローカルアカウントでの設定になったようです。
インターネット接続時にはWindows10と同様でMicrosoft アカウントセットアップを求められるようですね。
ユーザー名、パスワードを入力し進めます。
Windows10でもあった、プライバシー設定の選択画面が出ました。
設定を行い、「同意」をクリックします。
Windows10では設定が終わると背景の色が少しずつ変わっていく画面で上記の文言が出ていました。
11ではぼんやりと青い光が灯ったような画面で、色は場所を少しずつ変えていきます。
インストール完了
インストールが完了すると、スタートメニューが起動した状態の画面に切り替わりました。
角が全体的に丸くなっており、どことなくスマートフォン画面のような印象を受けます。
Androidアプリを使用できるようにしたためでしょうか。
集中モードが自動的にオンになっている
USBメモリーの取り外しなどの通知が出現せず、調べてみると集中モードが初めからオンになっており通知は重要な通知のみ来るようになっていました。
右下の三日月マークから設定画面に移動し集中モードを切ります。
ドライバー適用
Lenovoの製品サポートページからダウンロードしたWindows10用のドライバーソフトウェアをインストールしていきます。
全て適用できました。
これまでWindows7や8のパソコンにWindows10をインストールを行ってきたときと同様ですね。
しかしWindows11用のドライバーは対応機種であれば各メーカーのサイトにアップロードされるはずなので、基本的にはそれを待つのが最善です。
Windows Update
設定画面のUIがかなり変更されています。
Windows10ではタイルのような画面から各項目を選択する方式だったのに対し、1画面にまとめられていますね。
Windows Updateの確認を行うとずらっとアップデートファイルが出てきたため、インストールを行います。
発表されたばかりで大きなアップデートがないからか、アップデートインストールは体感でかなり速かったように思います。
再起動をしても起動不能などの不具合はひとまず出ませんでした。
デバイスの暗号化:BitLockerが自動オン
Windows Pro以降のバージョンだとBitlockerが自動的に有効になっている場合があります。
Windows10でも多かった現象ですが、プライバシーとセキュリティ内の「デバイスの暗号化」を確認するとやはりオンになっていました。
(Bitlockerについてはこちらの記事をご参照ください→「BitLockerとは【BitLockerの要件と自動有効化の問題点】」)
タブをクリックしてオフにしておきます。
リフレッシュパック
Windows Updateが終了したあとはリフレッシュパックと同様の作業を行います。
Adobe Acrobat Reader DCのインストールもしましたが、不安定な挙動をすることはなく通常通り使用できそうです。
各種機能の確認
(使用感の関係でスタートメニューなどのアイコンを左寄せに変更しています)
全体的にUIが変更されており、当然ですが慣れるまでに時間がかかりそうです。
現在は同じパソコンでWindows10の状態を引き継いでWindows11へアップグレードする検証を行っています。
検証が完了次第記事を書きますので、ぜひそちらもご覧ください。
Windows11をインストールしてみました【Windows10からのアップグレード編】
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