こんにちは。パソコンドック24 渋谷店です。
MacBook Proが起動しなくなったとの事で、お持ち込みがありました。
なんでもビープ音がなり、そこから先に進まないとの事ですが、窓口で拝見すると一瞬LEDが光るものの、すぐに電源が落ちてしまいました。
ビープ音だけですと、メモリの認識不良などの簡単な症状が予想されるのですが……
これはもう基板関連になにか問題があるとしか思えません。
お預かりして、しっかりと診断させていただく事になりました。
というわけでこちら、光学ドライブ(CD/DVDドライブ)を搭載していた最後のモデルという事もあり、いまだに根強い人気がある2012年モデルです。
使われている方もまだまだ多く、皆様修理のご相談に来られる機種ですね。
症状としては、基板関連に何かがあるとしか思えませんので、早速分解してみましょう。
分解してみた基板の写真ですが……
わかりますかね?
問題の個所を拡大してみた写真ですが、おなじみ?の水没跡(ショート痕)がありました。
水色っぽい緑色の個所といいますか、これが緑昌とよばれるもので、簡単に言いますとショートが原因で錆びてしまったようなものです。
この錆びがさらにショートなどの悪さを引き起こしと……
いいものではありません。
接続端子部分ですが、こちらもひどい状況です。
ところどころ緑昌が見え、ファイヤーワイヤーポートに関しては若干黒く焦げてる様にも見えますね。
悪さをするものをこのままにしてはおけません。
洗浄して取り除いてしまいましょう。
洗浄して組み戻してみますと、問題なく通電動作しました。
これでまた、末永く愛用していただけます。
今回は水没でしたが、お客様には水をかけたなどという覚えはなかったとの事です。
位置や状況から持ち歩き中に雨に降られ、運悪く少しだけケースが湿ってしまったとか、コップについた水滴が触れてしまった、もしくは手を濡らしたまま持ち抱えたなどなどの、ほんのちょっとした些細なことが原因でしょう。
思いもよらぬ水没って結構あるんですよね……
どのような機種でもトラブルでも、必ずお力になります。
お困り事ございましたら、是非ともお近くのパソコンドック24にご相談くださいませ。
MacBook Pro 水こぼし・水没(修理に関する参考費用はこちら)
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