名古屋市西区からお越しのお客様より、「青い画面に〝回復〟と出てWindowsが起動しない」とご相談いただきました。
画面に書かれているキーを押してみたもののそこから先の操作がわからずご来店されたとのことです。
東芝 T452/33HWS PT45233HSMWS3 OSが正常起動しない
Windows8.1のままご利用されていた2013年発売モデルです。
使用できていたときから動作の重さが気になりつつも使っていたら、ある日突然起動しなくなってしまったようです。
音楽と写真のデータが特に大切で、データだけでも救出できたらということなのでお預かりして診断していきます。
分解：HDD
バッテリーを外し、裏蓋を固定しているネジを緩めます。
HDDマウンター固定用のネジを外し、SATAコネクターからHDDを抜き取ります。
仮組みし、メモリーのチェックテストを行います。
エラーは検出されませんでした。
HDDステータス：正常・データ救出可
使用時間は5000時間ほどで、代替処理などの異常セクタもありません。
データの保全を行いウイルスチェックも進めましたが、マルウェアや悪質なウイルスは検出されませんでした。
HDDは異常なしのためデータも必要なものはすべて正常な状態で救出することができ、一安心です。
復元や修復は不可能
セーフモードでの起動やOS修復、システムの復元を行ってみましたが真っ黒な画面に読込の円マークが出続けるのみで起動できるようにはなりませんでした。
信頼性モニターを開くことができれば異常が発生した履歴の確認ができるのですが、それも不可能です。
あくまで推測ですが、あまりご利用されていなかったそうなのでWindows Updateが大量に当たって失敗し、OS起動領域が破損したのかもしれません。
Windows10クリーンインストール
Windows10対応は謳われていない機種ですが、愛着があってまだ使い続けたいためWindows10での修理をご要望されました。
対応機種ではないためいつまで利用できるかわからないこと、更新などで不具合が起こる可能性があることをご了承いただいた上でWindows10のクリーンインストールを行っていきます。
調整を行ったあとデータはもとあった場所に戻すリストアを行い、Microsoft Office 2013やウイルスバスターをインストールします。
受付時にお聞きしたような動作の重さもなく、快適にご利用いただけるようになりました。
内部清掃
裏面に見えるネジを全て外し、DVDドライブを引き抜きます。
パネルを外して、清掃を行いました。
すっきりしましたね。
外部清掃・返却
Windows10のサポートはは2025年までですので、またしばらくは利用できるようになりました。
Windows Updateの失敗を防ぐため週に1度は2～3時間インターネットに接続しておくことと、データの消失を防ぐため別メディアへの複製コピーをお願いして返却です。
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ぜひご覧ください。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は？（修理に関する参考費用はこちら）
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は？（修理に関する参考費用はこちら）
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