こんにちは。パソコンドック24 渋谷店 です。
今回は電源が入らないDELLのデスクトップPCです。
なんとこちらに入っているOSはWindows2000です。
業務的にこのパソコンからの移行が難しく、このままどうしても使いたいとのことでした。
なのでまずは分解を行って異常がないかを確認します。
引きの全体写真のためわかりにくいですが、開けた時点ですぐに異常がわかりました。
電解コンデンサから液漏れしております。
この写真だと見づらいので、マザーボードを取り外した後に取った全体写真とズームした写真がこちらです。


電解コンデンサの上部に何か付着しているのがわかるとかと思います。
これが電解コンデンサの内部にある電解液が安全弁より漏れてしまい、固着してしまっている状態です。
電解コンデンサの液漏れや膨張などしていると容量抜け等が起き、部品としての正常な動作が行えなくなってしまいます。
特にコンデンサは電気を蓄えたり平滑したりと色々と動作するにあたって大切な部品です。
今回はこの液漏れによって、症状が起きたのだろうと考えられます。
というわけでとりあえずコンデンサを取り外します。
液漏れ・膨張していないコンデンサも取り外す理由としては、
同じ経路上かつ同じ規格のコンデンサの場合は同症状が出てしまう可能性が高く、今後長く使うためにも交換したほうが安心だからです。
そして取り外したコンデンサを新しいものに交換します。
交換が終わったので組み戻して電源を投入してみます。
無事電源が入り、Windows2000も立ち上がりました。
メモリの容量などが現代のPCなら、動かないだろうと思うぐらいにとんでもなく少なく感じますが、
Windows2000なら動きます。
今回のように昔のPCでも修理できるものは数多くございます。
古いから修理は無理だろうとあきらめる前に、まずは一度ご相談いただければお力になれると思います。
スタッフ一同、お待ちしております。
※サポートの切れた古いOSを使い続けることは推奨しておりませんが、お客様から使い続けたいというご要望があれば修理いたします。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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