こんにちは。パソコンドック24 蒲田店 の倉持です。
今回は、大田区のお客様からHP製ゲーミングノートPC OMEN 15-ax050TX が、バッテリ膨張したため、バッテリ交換でお預かりしました。バッテリは持込して頂きました。
見た目にわかるほどバッテリが膨張しています。
早速分解して、内部を点検していきますが、････!!!
内部がホコリだらけでした。
これでは、各種診断ツールを走らすことができません。
気合を入れて筐体内部クリーニングをしていきます。
ホコリで一番怖いのは、CPU-FANとヒートシンクの間のスペースに、ホコリが溜まってしまうことです。
案の定、ホコリの「膜」ができてしまっています。
これでは、CPU-FANからの放熱が外部へ排出されないでPC内部に熱がこもってしまい、CPUをはじめロジックボードが壊れてしまいます。
今回のバッテリ膨張は、バッテリの充電＋PC内部の熱によりバッテリそのものに熱が蓄積されて発生した不具合です。
リチウムイオン電池は、最大周囲温度が45度までにて、45度以上で長時間充電および使用すると劣化が激しくなります。
電池内の電解液が劣化により分解されガスが発生し、膨張に至ります。
膨張が激しいと、バッテリの外側が破れ、電極が露出し導体に接触するとショートし、火花が散り最悪火災に至りますのでご注意ください。
CPU-FANは取り外して、個別にクリーニングを行い、ヒートシンクも中にホコリの目詰まりが無いかチェックします。
クリーニングも完了し、きれいな状態からようやく新品バッテリを乗せて診断が可能になります。
SSDやHDDは、クリーニング時や診断時は、データ保全のため取り外していますのでご安心ください。
バッテリの充放電テストも無事終了し、PC本体も異常ありませんでした。
組み上げて外装もクリーニングして、ピカピカになりました。
CPU-FANの音も静かになり、サクサク動作します。
筐体内部クリーニング費用が加算されてしまいましたが、
納入後、改めてお礼のメールを頂きました。ありがとうございました。これからも、大事になさってください。
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