こんにちは。パソコンドック24 三重・津店 の宇田です。
今回は鈴鹿市内のお客様より、富士通LIFEBOOK A576/Pをお預かりしました。元々動作が遅いので、SSDに換装してスピードアップを図りたいとのことでした。
この富士通LIFEBOOKの法人向けモデルのAシリーズは、個人向けモデルのAHシリーズと比べるとハードディスクを交換する際の手順が多く、非常に手間がかかります。
早速分解していきます。まずバッテリーを外し、表側のプラスチックカバー(電源スイッチ含む)を固定しているネジを外します。
ネジを外すと表側のプラスチックカバーが取り外せるようになります。
次にキーボードを固定しているネジを外します。キーボードと本体は両面テープで固定されていますので、小さなヘラなどをキーボードと本体の隙間に差し込んで両面テープを剥がします。
この時点ではまだ、キーボード裏面のケーブルがマザーボードと繋がっているので、いきなり持ち上げたりせず、ケーブルを抜いてからキーボードを取り外します。キーボードを取り外したあと、キーボードで隠れていたネジを全て外します。
キーボードを取り外したら、マザーボードに繋がっている電源スイッチのケーブルを外し、ネジで固定されている電源スイッチの基板を取り外します。
スピーカーケーブルのコネクタをマザーボードの端子から抜き、左右のスピーカーを取り外します。スピーカーはツメで固定されていますが、奥に押すようにすると簡単に取り外せます。
次にディスプレイケーブル、液晶パネルを固定している左右のネジの順に外します。
液晶パネルの取り外しができたら、次にマザーボードに繋がっているタッチパッドケーブルを外し、裏返して残りのネジを全て外します。
再度引っ繰り返すとトップパネルが簡単に外れます。
DVDドライブのケーブルを外してから、ハードディスク固定用のカバーを取り外します。
やっと内蔵ハードディスクが出てきました。そのまま持ち上げると端子を痛めてしまうので、矢印の方向へスライドさせて取り外します。
今回は同容量のSSDに換装するため、ハードディスク(左)の中身をそのままSSD(右)へコピーし、あとは分解とは逆の手順で組み立てていきます。。
最後にシステムの調整と、動作に問題がないことを確認したら作業は完了です。
取り外したハードディスクは、物理障害等がなければ予備として保管しても良いですし、USB接続できるケースに入れてフォーマットし、バックアップ用の外付けハードディスクとして使用するのもオススメです。
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