修理事例一覧

異音がする東芝Dynabookのファン交換修理事例

カテゴリー :パソコン修理 冷却ファン・熱暴走

こんにちは。パソコンドック24 三重・津店 です。

今回は鈴鹿市のお客様より、異音がするという東芝Dynabookをお預かりしました。

確認のため電源を入れてみたところ、最初は静かですがしばらくするとギュイーン(文字では表現しにくいですが)という何かが擦れているような音がします。耳をそばだててみると、異音の出所はファンのある排気口近辺のようです。

ノートパソコンから異音がする場合、原因となるのは、ほぼファンかハードディスクのどちらかです。

ファンから異音がする原因は大きく分けて3つあります。

〇軸が摩耗(経年劣化)して、羽根がケースに擦れている。
〇何か異物(シール等)が羽根に接触している。
〇ファンの中にホコリが溜まっている。

経験上このいずれかのケースが多いのですが、使用時間はそれほど多くなくても異音が出たり、異音はしなくてもファンが故障しているケースもあります。

最初にバッテリーを外します。東芝のモデルはネジが多くメモリ交換用のフタ(四角)内にもいくつかネジが隠れています。

ただキーボード側から留められているネジがなく、裏側のネジをすべて外せば良いので分解は難しくありません。

裏蓋を開けた状態です。ファンを取り外して調べてみましたが、ホコリ等は溜まっておらず比較的きれいな状態でした。

試しに指でファンを回してみると、スムーズに回転せずすぐに止まってしまいます。

取り外したファン(右)から新しいファン(左)に交換します。

全く同じように見えますが、製造しているメーカーが違います。他の東芝のノートパソコンに使われているファンに比べ、このファンは品薄になっているようで、国内では手配できず海外から入手しました。同じようなトラブルが、多く発生しているのかも知れません。

新しいファンを取り付ける前に、CPUのヒートシンクも取り外してグリスを塗り直しておきます。

ファンを交換した場合は、負荷をかけて高回転にしても異音がしないか念入りにテストをします。

ファンの動作に問題はありませんでしたので修理は完了です。

 

異音の原因がファンの場合は、異音がしたからと言ってすぐに起動しなくなったりする可能性は低いですが、回転数が落ちたり、止まってしまうと冷却が滞り、動作が遅くなったり、電源が勝手に落ちてしまう事があります。

特に夏場は要注意ですので、お気をつけください。

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